MAPS: お知らせする価値のあるプロジェクト

1998 年 2 月 23 日

インターネットのヘビーユーザの大部分と同じく、 Debian 開発者もスパム電子メールに悩まされてきました。 最近になると、スパム投稿者らは私たちのオンラインバグ追跡システムにまで メッセージを投稿するようになってきました。 セールスメッセージが、バグ報告の間に紛れ込んでいるのです。

そのため、Debian サーバ群は MAPS (Mail Abuse Protection System) に参加しています。 こちらは、スパム投稿者をサポートするサイトや反スパム処置の貧弱なサイトからの 電子メールを自主的に拒否することに同意するシステム管理者のネットワークです。 彼らのウェブサイトは http://www.vix.com/ にあります。 MAPS はリアルタイムなブラックホール一覧を管理しています。 特定のマシンから送信された電子メールを即座に拒否するように それらのマシン一覧を管理していますが、 このシステムによってその一覧を更新することが可能になり、 進行中のスパムを抑止します。 多くのシステムがこちらに参加していることから、 MAPS はスパムを流しているサイトの注意を引き、 彼らにスパムポリシーを改善させることも可能です。 また、MAPS は Transport Security Initiative (スパムを抑制する方法として、 スパム投稿者によってリレーとして利用されている無邪気なサイトを教育する計画) も運営しています。

MAPS はインターネット全体を改良してきました。 これはみなさんが支持するに値するものです。 私たちは、Debian ユーザが単純なコマンドで MAPS に参加できるように、 Debian メールプログラム群の改良作業を行なっています。 今すぐこちらに参加されたい方は、MAPS のウェブサイト http://maps.vix.com/rbl/usage.html にある手引きをご覧ください。