統合された XML サポートが Debian に加わります

2004 年 5 月 6 日

Debian の次期安定版 (stable) リリース (コードネームは sarge) は、完全に統合された XML サポートを特徴とします。 XSL(T) プロセシングについてのツールチェイン、 標準に完全に準拠した XML カタログシステム、 およびDebian の開発者・ユーザ双方のための Debian XML ポリシー文書によって、 全てが揃った創造的なシステムのバックボーンが XML の開発者と作成者に提供されます。

これらの結果として得られる斬新的な XML サブシステムは、 既に統合されている SGML および DSSSL のインフラストラクチャおよびパッケージを補完します。 これによって Debian は SGML および XML の開発者にとって最もよいプラットフォームとして位置づけられ、 文書作成者およびマークアップ言語プログラミングをする人々は、 手動でのセットアップなしに作業用のツール一式を使えるようになります。

特徴

参加に関して開放的なモデルおよび (Debian ポリシーにおいて反映されているような) システムの品質に対して継続的に力を注ぐ方針のおかげで、 これらの面で Debian は他の商用もしくはフリーのディストリビューションを遥かに上回っています。

参加するには

興味のある Debian ユーザおよび開発者には、 Debian XML/SGML グループと XML/SGML メーリングリストの両方もしくは一方に参加することによって、 XML および関連ツールの今後の開発や実装に参加することを勧めます。