Debian GNU/Linux 3.0 のセキュリティサポートが終了

2006 年 6 月 1 日

Debian GNU/Linux 3.0 のセキュリティサポートが 6 月 30 日で終了

Debian GNU/Linux 3.1 通称 'sarge' のリリースから 1 年以上、そして Debian GNU/Linux 3.0 通称 'woody' のリリースから 4 年近く経った今、 旧版ディストリビューション (3.0 通称 'woody') のセキュリティサポートが 6 月末をもって終了となります。これほどまでの長期間、しかも新バージョン がリリースされた後も 1 年間に渡って旧版ディストリビューションをサポート できたことに、Debian プロジェクトは誇りを持っています。

Debian プロジェクトは、Debian GNU/Linux 3.1 通称 'sarge' を 2005 年 6 月 6 日にリリースしました。ユーザならびにディストリビュータには、 インストールされていた旧版を最新の安定版へアップグレードするのに 1 年間の猶予期間が与えられました。こうして旧版である 3.0 のセキュリティ サポートは、かねてから告知されていた通り 2006 年 6 月末をもって終了と なる予定です。

Debian GNU/Linux 3.0 通称 'woody' は 2002 年 6 月 19 日にリリース されました。同リリース用のセキュリティアップデートは、2006 年 6 月末 まで security.debian.org 経由で配布されています。以前のアップデートも、 2006 年 12 月までは security.debian.org で入手できるでしょう。これは、 4 年近くというサポート期間を反映したものです。

セキュリティアップデート

Debian セキュリティチームは、最新版ディストリビューション用の セキュリティアップデートを <http://security.debian.org/> で提供しています。旧版ディストリビューションへのセキュリティ アップデートも、新版ディストリビューションのリリース後 1 年間かあるいは 最新版ディストリビューションが置き換えられるまで、いずれかが先に 起こるまで提供されます。

Debian について

Debian GNU/Linux はフリーなオペレーティングシステムで、インターネットで 共働する世界中の 1,000 人を超えるボランティアによって開発されています。 Debian のフリーソフトウェアへの献身、非営利的な性質、開かれた開発モデルは、 GNU/Linux ディストリビューションの中でも独特のものです。

Debian プロジェクトの鍵となる強みは、ボランティアベースであること、 Debian 社会契約への献身、可能なかぎり最良のオペレーティングシステムを提供しようとする 決意です。Debian 3.1 は、その方針に向けた新たな重要な一歩です。

連絡先

より詳しい情報を希望する場合は、Debian の Web ページ https://www.debian.org/ を訪ねるか、 <press@debian.org> 宛にメールを送ってください。