エストレマドラで Debian GNU/Linux が採用

2006 年 8 月 3 日

基盤と技術開発を担当する委員として、 Luis Millán Vázquez de Miguel さんは、一年以内に Junta of Extremadura (スペイン、エストレマドラ自治州の州政府) のコンピュータはすべて、フリーソフトウェアのオフィスツールと 必須となるオペレーションシステムとして、gnuLinEx (Debian GNU/Linux3.1 の独自版) を実行することになるだろうと発表しました。Junta of Extremadura 管理組織全体に徐々に導入されていくでしょう。

今後は行政に携わるすべての人が、変更されないという保証が必要な場合の文書のやりとりに PDF/A (Portable Document Format、ISO 19005-1:2005) を使っているのと同様に、オフィスアプリケーションとして Open Document Formats (ISO/IEC DIS 26300) を使うようになるでしょう。

Vázquez de Miguel さんは、追加するソフトウェアは最終的にすべて フリーのライセンスの下に配布されなければならないことを説明しました。 「これは、Junta of Extremadura が長期にわたって経験と組織への影響の分析を蓄積し、 その成功を保証できるようにするための重要な決断なのです」と委員は明らかにしました。 Vázquez de Miguel さんによると、フリーソフトウェアは セキュリティと自治性の改善、公共支出の合理化につながります。

Open Document Formats を使うことは全管理文書のより長期の保存を保証することになります。 また、公文書の閲覧にメーカー独自のソフトウェアを要求しないので、 住民との関係を改善することにもなります。

エストレマドラについて

エストレマドラは約 100 万の人口を有するスペイン西部の自治区です。 情報化社会を全市民にもたらせたその斬新な試みがよく知られており、2004 年に欧州委員会によって European prize for regional innovation が与えられたように、その特徴が認められています。

gnuLinEx について

gnuLinEx は Debian GNU/Linux 3.1 をベースとし、デフォルトのデスクトップ環境として GNOME を採用しています。 2004 年の時点でエストレマドラの全公立校に配置され、コミュニティセンター等、 他の環境でも使用されています。gnuLinEx は Debian の開発にきっちりと追従し、 特にスペイン語への翻訳と使用、管理のしやすさに重点を置いています。

Debian について

Debian GNU/Linux は世界中から千人を超えるボランティアがインターネットを通じて協力し、 開発されているフリーなオペレーティングシステムです。Debian のフリーソフトウェアへの献身、非営利組織であること、オープンな開発モデルは GNU/Linux ディストリビューションの中でも Debian を特別なものとしています。

Debian プロジェクトの強さの鍵は、ボランティアベースであること、Debian 社会契約への献身的な努力、 可能な限り最良のオペレーティングシステムを提供することへの約束によるものです。

連絡先

より詳しい情報を希望する場合は、Debian のウェブページ http://www.debian.org/ を参照するか、 <press@debian.org> にメールを送ってください。