Debian は時間ベースのリリースフリーズを採用します

2009 年 7 月 29 日

Debian プロジェクトは将来のリリースにおいて、2 年サイクルの 時間ベースの開発フリーズという新しい方針の採用を決定しました。 これから奇数年の 12 月にフリーズする、つまり、 これから偶数年の前半のある時点にリリースするということになります。 これによって次のフリーズは 2009 年 12 月、リリース予定は 2010 年春になります。 フリーズ日は 12 月が適切だとプロジェクトは判断しました。 春のリリースが成功することをDebian GNU/Linux 4.0 (コード名 Etch) と Debian GNU/Linux 5.0 (Lenny) のリリースの成功が証明しているからです。

時間ベースのフリーズにより、Debian プロジェクトは時間ベースのリリースによる予測と、 機能ベースのリリースでこれまで十分定着している方針を融合することが可能になります。 新しいフリーズ方針により、Debian ディストリビューションのユーザにはよりよいリリース予測の提供が可能になり、 Debian 開発者はよりよい長期計画を立てることが可能になります。 2 年ごとのリリースサイクルでは破壊的な変更にもっと多くの時間を充てることで、 ユーザに不便を強いることを減らすことになります。 フリーズが予測できるということは、 全体としてのフリーズ期間の短縮にもつながるでしょう。

Debian の前回のリリースが 2009 年 2 月 14 日だったので 次のリリース、Debian GNU/Linux 6.0 (コード名 Squeeze) までの期間は約 1 年ということになります。 これは 2 年ごとという新しい時間計画に移るための一度きりの例外です。 長期のアップグレード計画を採っている規模の大きな組織その他のユーザに対応するため、 次のリリースを飛ばして Debian GNU/Linux 5.0 (Lenny) から Debian GNU/Linux 7.0 (コード名未定) へ 1 段飛ばして直接アップグレードする手段の提供を Debian プロジェクトは約束します。

次のフリーズまで短い時間しかありませんが、Debian プロジェクトはいくつかの重要な目標の実現を期待しています。 最も重要なのは複数のアーキテクチャのサポートで、それによって 64 ビットマシンへの 32 ビットパッケージのインストールを改善し、 最適化したブートプロセスによりブート性能と信頼性の向上を図ります。

新しいフリーズ方針は、現在スペインのカセレスで開かれている Debian プロジェクトの年次カンファレンス、DebConf で提案、合意されました。 この案は出席したプロジェクトメンバーからも好評を得ています。

Debian について

Debian プロジェクトは、完全にフリーなオペレーティングシステム Debian GNU/Linux をボランティアで時間と労力を割いて開発しているフリーソフトウェア開発者の団体です。

連絡先について

より詳細な情報については、Debian のウェブページ http://www.debian.org/ を訪れるか、<press@debian.org> 宛にメールする、もしくは <debian-release@lists.debian.org> からリリースチームに問い合わせを行ってください。