Debian ウィークリーニュース - 2000 年 4 月 19 日

ようこそ。Debian 開発者のみなさん向けニューズレター、 Debian ウィークリーニュースへ。

新規メンテナ手続きはフル回転でテストされています! ほとんど一年近く経過した後にようやく Debian プロジェクトに新進気鋭の人々が入っています。 新しい新規メンテナ手続きを最初に通過した 幸運な人は Brendan O'Dea です。 Brendan と彼に続く人々は、新メンテナ登録のための手続きを完了し、 新しいシステムに存在するかもしれないバグを発見しかつ解決するため 試験的に一連の処理を通過しました。 ただし、今のところはすべての希望者に対して この処理が開放されているわけではありません。 新規メンテナの登録処理が一時休止された時に出願を保留にされた人々が 次に処理されることになっています。 そして、ウェブページのインターフェイスが完成するとすぐに 手続きは一般に公開されるでしょう。

Richard Braakman は 5 月 2 日に二週間最初のテストサイクルを始めたいと思っています。 「一定のテスト期間終了後、我々は結果を評価して リリースするべきかどうか決める」 これは、もし一回だけのテストサイクルでリリースできるとすれば、 約一ヶ月でリリースするということを意味します。逆に、何回も テストサイクルをすると必要な時間は...。

Wichert Akkerman は woody で計画している dpkg の変更点のリストを 投稿しました。 変更点には、 ldd の代わりに objdump を使うことや、 パッケージの構築時にファイルの再整理をするようにすることが 含まれています。この新しい dpkg は、すでに CVS にあります。 suidmanager と debconf の統合や署名された パッケージのサポートのようなほかのものは woody のリリースまでに実装する計画になっています。 リストされた項目の多くは、要望されていたにもかかわらず dpkg に 長いあいだ存在していなかったものです。 Debian の基本的なプログラムの作業が進行しているのを 見るのは非常に素晴らしいことです。

Wichert はまた、 Debian での文書の登録方法の悲しい状態に ついて投稿しました。 文書を登録するための複数の競合するシステムがあるため、 すべての文書を網羅する中心的な登録方法がありません。 Wichert は menu パッケージからアイデアを借りた doc-base に似た新しいシステムを提案しています。 Adam Di Carlo は次の doc-base のリリースで 似たような変更を計画していると指摘しました。

今週はほかにも、 フロッピーからの Debian のインストール パッケージの優先度の修正などの議論がありました。

今週、以下を含めて 29 以上の新しいパッケージが Debian に入りました。


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今週号の Debian ウィークリーニュースは Joey Hess が編集しました。