Debian ウィークリーニュース - 2000 年 4 月 26 日
ようこそ。Debian 開発者のみなさん向けニューズレター、 Debian ウィークリーニュースへ。
リリースウォッチ
- ブートフロッピーは バージョンが 2.2.12になり、開発は順調に進行しています。 このバージョンはこれまでのものとは違います。 Debian で初めて「本当にちゃんと動作する PowerPC インストーラ」 が含まれるようになったのです。 PowerPC への移植にとって、非常に 重要な画期的事件と言って良いでしょう。
- リリースクリティカルバグの数は 125 あたりをうろうろし続けています。
第一回 European Debian Meeting を フランスで 7 月 5 日から行われる Libre Software Meeting の一部として開催することを 計画しています。 この計画は、フランスの開発者たちを熱狂させています。 しかし、ヨーロッパで行われる他のイベントといくつか スケジュールがかちあうかもしれません。 この集まりがどれくらいの規模になるかは、まだわかりません
いろいろなパッケージ間の関係 (依存、競合、など) を表した みごとなグラフが作られました。 これらのグラフは apt が扱わなくてはならない複雑さについて アイデアを与えてくれます。 base システムのすべてのパッケージのグラフは 特に興味深いものです。
Perl 愛好家の皆さんには嬉しいニュースです。 実験的な perl 5.6 の deb ファイルが woody で利用可能 となりました。おそらくこの新しいバージョンの 完全な統合は、前回ほど面倒ではないはずです。前回のときに、 将来のアップグレードを見越して様々な基礎的作業が既に 行われているからです。
今週、2.2.15pre19 kernel-image の長ったらしいリストや以下を含め すごくたくさんの新しいパッケージが Debian に入りました。
- aide: 先進的侵入検知環境
- cscope: C プログラムのソースの対話式検査ツール
- distmp3: TCP/IP 上の分散 MP3 圧縮クライアント/デーモン
- iptables: 2.4.X カーネル用 IP パケットフィルタ管理
- verilog: Icarus verilog コンパイラ
- xscorch: Scorched Earth クローン
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今週号の Debian ウィークリーニュースは Joey Hess が編集しました。