Debian ウィークリーニュース - 2000 年 7 月 26 日

ようこそ。Debian 開発者のみなさん向けニューズレター、 Debian ウィークリーニュースへ。

テストサイクル 3 が始まりました。 Anthony Towns は以下のように書きました。 「このテストサイクル後のものと potato 安定版として発表される ものとの間で、パッケージのさらなる変更は不要になっているよう 望むし、またそうなるようにしたいと思っている」 「このテストサイクルは二週間、だいたい 8 月 9 日に終わる。 その時点で、新しく加わるすべての問題点は リリースノートに書き加えられ、potato は安定版と発表される。 この公式なアナウンスと最初の非仮想リリースパーティーは、 LinuxWorld Conference and Expo で行なわれることになっている」 今度は誰もがこれがうまくいくと確信しているようです。

Ben Collins は、21歳で突然亡くなった 開発者の Joel 'Espy' Klecker に Debian 2.2 を捧げるアナウンスしました。 約 200 人の Debian 開発者が 献辞 署名しました。 数ある重要な作業の中でも、 Joel は Debian の C ライブラリをメンテナンスしていました。 Joel、私たちはあなたがいなくて寂しいです。

Ian Murdock によって設立された Debian ベースの会社、 Progeny は、数人の Debian 開発者を雇おうとしています。 スタッフのページを ぱっと見ても、John Goerzen や Branden Robinson を含め、 よく知られた名前がいくつか見つかります。 Debian ウィークリーニュースは、 他の開発者たちもそのうち彼らに加わるかもしれないと聞きました。 Progeny の 求人ページでは、 「Debian 開発者を探しています。 Debian GNU/Linux のために働き、Linux NOW や、その他の製品、 サービスのしっかりした基礎がためを手伝ってくれる人」と 述べられています。 Debian をフルタイムで働く機会は、 Debian 全体として恩恵を受けられるすばらしいことです。 そして、ますます開発者がその職につきそうです。

憲章に関する議会の論争。 Debian 憲章の変更の提案が進行しています。 社会契約と DFSG を「基礎的な文書」にして、 3:1 の多数を得たときしか変更ができないようにするという提案です。 Manoj Srivastava の 原案には数人が、 修正版には 5 人以上賛成しました。 投票がそのうちあるはずです...。 その一方で、私たちはまだ non-free 論争に関する投票をしていません。

Debian のセキュリティ。 セキュリティ修正に関するいろいろなディストリビューションの 性能の分析の 記事には、Debian はまれにしかリリースされないので、 残念ながら記事中のディストリビューションの ラインアップから Debian は除外されています。 Joey Hess (DWN の編集者)は反論を投稿しました, その中で彼は、apt のようなツールがあるので ディストリビューションのセキュリティは リリースの頻度に密接には関係しないことを指摘しました。 また、Debian は新しいマイナーバージョン(2.1r5 のような)を Red Hat よりも頻繁にリリースしていることも示しました。 両方とも読んで、あなた自身で結論を出してください。 ちなみに、先週 Debian のセキュリティ修正は発表されませんでした。

今週は、以下のものと、 さらに 11 個パッケージが新しく unstable に加わりました。


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今週号の Debian ウィークリーニュースは Joey Hess が編集しました。