パッケージマネージャとは

パッケージマネージャとは、コンピュータに何のソフトウェアがインストールされたかを記録し、新しいソフトウェアのインストール・新しいバージョンへのソフトウェアの更新・以前インストールしたソフトウェアの削除を容易に行えるようにするプログラムです。名前が示すように、パッケージマネージャはパッケージを取り扱います。パッケージとは、ファイル群を一つにし、インストールや削除をまとめてできるようにしたものです。

多くの場合、パッケージはある特定のプログラムにすぎません。例えば、インスタントメッセージングクライアントの gaim は同名の Debian パッケージに含まれています。他方で、プログラムが、互いに関連しあった複数のパッケージから成ることもよくあります。例えば、画像エディタ gimp は、gimp パッケージのみからでなく gimp-data パッケージからも成っており、それ以外にも、任意で利用可能なアドオンパッケージ (上級者向けのデータやドキュメントなどを含んでいます。) がいくつかあります。また、関連しあった複数の小さなプログラムが単一のパッケージに含められていることもあります。例えば fileutils パッケージには、lscp などのような、いくつかの一般的な Unix コマンドが含まれています。

Some packages require other packages in order to function. In Debian, packages can depend upon, recommend, suggest, break, or conflict with other packages.

パッケージマネージャの仕事は、システムにインストールされたパッケージ群の管理に役立つインタフェースを、ユーザに提供することです。aptitude は、apt パッケージ管理システム上にそのようなインタフェースを構築して提供します。