第5章 bullseye で注意すべき点

目次

5.1. bullseye へのアップグレード特有の事項
5.2. セキュリティサポートにおける制限事項
5.3. パッケージ固有の問題

新しいリリースで導入された変更点には副作用が避けられず、どこか他の場所でバグを出してしまうことがあります。この章では、現時点で私たちが知っている問題点を記載しています。正誤表・関連パッケージの付属文書・バグ報告や、「もっと読みたい」で触れられているその他の情報も読んでください。

5.1. bullseye へのアップグレード特有の事項

この項では buster から bullseye へのアップグレードに関連した項目を取り扱います。

5.2. セキュリティサポートにおける制限事項

Debian がセキュリティ問題に対する最小限のバックポートを約束できないパッケージがいくつか存在しています。これらについては以下の章で触れられています。

[注記]注記

debian-security-support パッケージが、インストールされたパッケージのセキュリティサポート状況を確認するのに役立ちます。

5.3. パッケージ固有の問題

大抵の場合、buster から bullseye へのアップグレードは淀み無く進むはずです。しかし、少数ではあるもののアップグレード前後で介入が必要となる場合があります。以下にパッケージごとの詳細を記載します。