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Debian GNU/Linux 3.1 (`sarge') リリースノート (Alpha 用)
第 2 章 - Debian GNU/Linux 3.1 の最新情報


サポートされているアーキテクチャの一覧は、 前回のリリースである Debian GNU/Linux 3.0 ('woody') から変わっていません。 このリリースでサポートされているアーキテクチャは以下の通りです。

移植状況の詳細や、お使いの移植版に特有の情報については、 Debian の移植版に関するページ で読むことができます。

Alpha アーキテクチャ用 Debian GNU/Linux 3.1 でのデフォルトのカーネルのバージョンは 2.4.27 です。

Alpha アーキテクチャでは、 2.6 系カーネルも利用可能で、カーネルのバージョンは 2.6.8 になります。 Debian のカーネル 2.6.8 には、カーネル 2.6.8.1 リリースおよびその他のパッチが含まれています。


2.1 ディストリビューションの最新情報

Debian のこの新しいリリースには、一つ前のリリースである woody に付属していたよりさらに多くのソフトウェアが付属しています。 このディストリビューションには、9000 以上の新しいパッケージが含まれているのです。 ディストリビューション中のほとんどのソフトウェア、 すなわち約 6500 ものソフトウェアパッケージ (これは woody のパッケージ数の 73% にあたります) が更新されました。 また、かなりの数のパッケージが、 様々な理由でディストリビューションから取り除かれました。 これらのパッケージについては更新されておらず、 パッケージ管理用のフロントエンドでは 'obsolete' というマークが付けられます。

この Debian GNU/Linux のリリースには、大きな進歩を遂げた XFree86 4.3 release が含まれています。 より多くのハードウェアをサポートし、 自動検知サポートが改良され、Xinerama や 3D アクセラレーションといった先進的な技術によりよく対応しています。

Debian GNU/Linux は、この新しいリリースにおいて GNOME 2.8 や KDE 3.3 を含んでおり、 以前より一層デスクトップ指向になりました。また OpenOffice.org 1.1 を、 完全なオフィススイートとして初めて取り入れています。 他にも、生産性を向上させるツールとして Evolution グループウェアソフトウェアや GAIM インスタントメッセージングクライアントなどが、 このリリースに収録されています。

sarge 版の aptitude は、コンソール上でのパッケージ 管理に適したプログラムです。apt-get よりも依存関係の解決に優 れていることは明らかです。aptitudeapt-get のコマン ドライン操作の大半に対応しています。まだ dselect を使っている のなら、パッケージ管理用フロントエンドとして aptitude を試 してみるべきでしょう。

公式の Debian GNU/Linux ディストリビューションは、 現在は 13〜15 枚のバイナリ CD と、 ほぼ同数のソース CD の形で提供されています。 今では DVD 版のディストリビューションも利用可能となっています。


2.1.1 新サービス: debian-volatile

すぐに古くなってしまう情報を含む安定版 (stable) パッケージをユーザが容易に更新できるようにするため、 debian-volatile という新しいサービスができています。 そのような情報としては、 例えばウイルススキャナのシグネチャリストや、 スパムフィルタのパターンセットがあります。 管理者は、"security.debian.org" のアーカイブを使うのと同じくらい容易に "volatile.debian.net" のアーカイブを利用できます。 そうすると、最前線にあるパッケージに基づいてシステム全体 (または一部分) を保守するという面倒や危険を伴わずに、 最新情報を含んだパッケージの利用という恩恵を亨受できるのです。 さらに詳しい情報やミラーのリストについては、 アーカイブのウェブページを参照してください。

debian-volatile は、Debian の公式サービスではありません。 各自の判断で利用してください。


2.1.2 non-US の廃止

sarge リリースでは、以前は non-us アーカイブにあった暗号ツールのパッケージが、 通常のアーカイブに移動されました。 /etc/apt/sources.list に non-us を参照する行がある場合には、 それらの行を削除してください。


2.2 インストールシステムの最新情報

Debian GNU/Linux の古いインストールシステムは、 debian-installer と呼ばれる完全に新しいインストールシステムで置き換えられました。 新しいインストールシステムはモジュール構造で設計されており、 拡張性に配慮して開発されています。 このシステムは約 40 もの言語に完全に翻訳されています。 その他の翻訳も進行中で、sarge のポイントリリースで追加されるかもしれません。

インストールシステムの新しい機能としては、ハードウェア検出機能の改善、USB フラッシュデバイスからの起動をサポート、 基本システム設定中のパッケージインストールに aptitude を利用、XFS ファイルシステムや RAIDLVM (ボリューム管理ツール) のサポートなどが挙げられます。

Debian の新しいインストールシステムの全詳細については、 一枚目の CD に含まれているか、またはリリースページから入手できる Debian インストールガイドを読むようお勧めします。 インストールガイドは 8 つの言語に完全に翻訳されており、 その他の言語についても翻訳作業がなされています。 その他の翻訳は、 完成したときにウェブサイトから入手できるようになるでしょう。


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Debian GNU/Linux 3.1 (`sarge') リリースノート (Alpha 用)

$Id: release-notes.ja.sgml,v 1.13 2006/04/17 11:56:08 jseidel Exp $

Josip Rodin, Bob Hilliard, Adam Di Carlo, Anne Bezemer, Rob Bradford (現在のメンテナ), Frans Pop (現在のメンテナ)
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