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Debian GNU/Linux 3.1 (`sarge') リリースノート (PA-RISC 用)
第 2 章 - Debian GNU/Linux 3.1 の最新情報


サポートされているアーキテクチャの一覧は、 前回のリリースである Debian GNU/Linux 3.0 ('woody') から変わっていません。 このリリースでサポートされているアーキテクチャは以下の通りです。

移植状況の詳細や、お使いの移植版に特有の情報については、 Debian の移植版に関するページ で読むことができます。

これは PA-RISC アーキテクチャ用 Debian GNU/Linux のまだ 2 回目の公式リリースです。 すでにリリースするには十分安定している、と私たちは考えていますが、 他のアーキテクチャ版のいくつかほどはまだ広く使われていない (つまりユーザによるテストも多くない) ことから、 いくつかのバグにでくわす可能性もあります。 何か問題が起きたら、バグ追跡システム を使って報告してください。その際、そのバグが PA-RISC プラットフォーム上のものであることを必ず書き添えてください。

PA-RISC アーキテクチャ用 Debian GNU/Linux 3.1 でのデフォルトのカーネルのバージョンは 2.6.8 です。


2.1 ディストリビューションの最新情報

Debian のこの新しいリリースには、一つ前のリリースである woody に付属していたよりさらに多くのソフトウェアが付属しています。 このディストリビューションには、9000 以上の新しいパッケージが含まれているのです。 ディストリビューション中のほとんどのソフトウェア、 すなわち約 6500 ものソフトウェアパッケージ (これは woody のパッケージ数の 73% にあたります) が更新されました。 また、かなりの数のパッケージが、 様々な理由でディストリビューションから取り除かれました。 これらのパッケージについては更新されておらず、 パッケージ管理用のフロントエンドでは 'obsolete' というマークが付けられます。

この Debian GNU/Linux のリリースには、大きな進歩を遂げた XFree86 4.3 release が含まれています。 より多くのハードウェアをサポートし、 自動検知サポートが改良され、Xinerama や 3D アクセラレーションといった先進的な技術によりよく対応しています。

Debian GNU/Linux は、この新しいリリースにおいて GNOME 2.8 や KDE 3.3 を含んでおり、 以前より一層デスクトップ指向になりました。また OpenOffice.org 1.1 を、 完全なオフィススイートとして初めて取り入れています。 他にも、生産性を向上させるツールとして Evolution グループウェアソフトウェアや GAIM インスタントメッセージングクライアントなどが、 このリリースに収録されています。

sarge 版の aptitude は、コンソール上でのパッケージ 管理に適したプログラムです。apt-get よりも依存関係の解決に優 れていることは明らかです。aptitudeapt-get のコマン ドライン操作の大半に対応しています。まだ dselect を使っている のなら、パッケージ管理用フロントエンドとして aptitude を試 してみるべきでしょう。

公式の Debian GNU/Linux ディストリビューションは、 現在は 13〜15 枚のバイナリ CD と、 ほぼ同数のソース CD の形で提供されています。 今では DVD 版のディストリビューションも利用可能となっています。


2.1.1 新サービス: debian-volatile

すぐに古くなってしまう情報を含む安定版 (stable) パッケージをユーザが容易に更新できるようにするため、 debian-volatile という新しいサービスができています。 そのような情報としては、 例えばウイルススキャナのシグネチャリストや、 スパムフィルタのパターンセットがあります。 管理者は、"security.debian.org" のアーカイブを使うのと同じくらい容易に "volatile.debian.net" のアーカイブを利用できます。 そうすると、最前線にあるパッケージに基づいてシステム全体 (または一部分) を保守するという面倒や危険を伴わずに、 最新情報を含んだパッケージの利用という恩恵を亨受できるのです。 さらに詳しい情報やミラーのリストについては、 アーカイブのウェブページを参照してください。

debian-volatile は、Debian の公式サービスではありません。 各自の判断で利用してください。


2.1.2 non-US の廃止

sarge リリースでは、以前は non-us アーカイブにあった暗号ツールのパッケージが、 通常のアーカイブに移動されました。 /etc/apt/sources.list に non-us を参照する行がある場合には、 それらの行を削除してください。


2.2 インストールシステムの最新情報

Debian GNU/Linux の古いインストールシステムは、 debian-installer と呼ばれる完全に新しいインストールシステムで置き換えられました。 新しいインストールシステムはモジュール構造で設計されており、 拡張性に配慮して開発されています。 このシステムは約 40 もの言語に完全に翻訳されています。 その他の翻訳も進行中で、sarge のポイントリリースで追加されるかもしれません。

インストールシステムの新しい機能としては、ハードウェア検出機能の改善、USB フラッシュデバイスからの起動をサポート、 基本システム設定中のパッケージインストールに aptitude を利用、XFS ファイルシステムや RAIDLVM (ボリューム管理ツール) のサポートなどが挙げられます。

Debian の新しいインストールシステムの全詳細については、 一枚目の CD に含まれているか、またはリリースページから入手できる Debian インストールガイドを読むようお勧めします。 インストールガイドは 8 つの言語に完全に翻訳されており、 その他の言語についても翻訳作業がなされています。 その他の翻訳は、 完成したときにウェブサイトから入手できるようになるでしょう。


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Debian GNU/Linux 3.1 (`sarge') リリースノート (PA-RISC 用)

$Id: release-notes.ja.sgml,v 1.13 2006/04/17 11:56:08 jseidel Exp $

Josip Rodin, Bob Hilliard, Adam Di Carlo, Anne Bezemer, Rob Bradford (現在のメンテナ), Frans Pop (現在のメンテナ)
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