isec.pl の Paul Starzetz さんと Wojciech Purczynski さんにより、Linux のメモリ管理コードの mremap(2) システムコール内に致命的なセキュリティの欠陥が発見されました。TLB (Translation Lookaside Buffer: アドレス変換キャッシュ) のフラッシュが早すぎるため、ローカルの攻撃者が root 権限を奪えます。
2.4.x と 2.2.x の攻撃手法は、各カーネル系列に特有のものです。私たちは、 以前には 2.4.x において攻撃可能な欠陥は、2.2.x には無いと考えていました。 これ自体は正しかったのですが、その後、2.4.x 系列には存在しない別の欠陥が 2.2.x 系列に存在し、別の方法で攻撃可能であることが判明しました。
安定版 (stable) ディストリビューション (woody) ではこの問題は sparc 向け Linux 2.2 のカーネルイメージのバージョン 9woody1 および Linux 2.2.20 ソースのバージョン 2.2.20-5woody3 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) ではこの問題は sparc 向け Linux 2.2 のカーネルイメージのバージョン 9.1 で修正されています。
この問題は、このほかのアーキテクチャでは修正済です。
直ちに Linux カーネルをアップグレードすることをお勧めします。
一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。