Debian セキュリティ勧告

DSA-2518-1 krb5 -- サービス拒否攻撃およびリモートのコードの実行

報告日時:
2012-07-31
影響を受けるパッケージ:
krb5
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Debian バグ追跡システム: バグ 683429.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2012-1014, CVE-2012-1015.
詳細:

NCI Agency の Emmanuel Bouillon さんにより、ネットワーク認証プロトコ ル実装 MIT Kerberos に複数の欠陥が発見されました。

  • CVE-2012-1014

    KDC (鍵配布センタ) に細工した AS-REQ (認証サービス要求) を送るこ とで、攻撃者が未初期化のポインタの開放を行わせることが可能で、ヒ ープが破壊されます。これはプロセスクラッシュにつながり、更に任意 のコードの実行につながります。

    この CVE はテスト版 (testing) wheezy および不安定版 (unstable) sid にのみ影響します。

  • CVE-2012-1015

    KDC (鍵配布センタ) に細工した AS-REQ (認証サービス要求) を送るこ とで、攻撃者から未初期化のポインタの参照を行わせることが可能なた め、プロセスクラッシュや、更に任意のコードの実行につながります。

いずれの場合でも、リモートのコードの実行は困難であると考えられていま すが、不可能ではないかもしれません。

安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 1.8.3+dfsg-4squeeze6 で修正されています。

テスト版ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 1.10.1+dfsg-2 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバー ジョン 1.10.1+dfsg-2 で修正されています。

直ぐに krb5 パッケージをアップグレードすることを勧めます。