Debian セキュリティ勧告

DLA-0018-1 php5 -- LTS セキュリティ更新

報告日時:
2014-07-23
影響を受けるパッケージ:
php5
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2014-3515, CVE-2014-0207, CVE-2014-3480, CVE-2014-4721.
詳細:
  • [CVE-2014-3515]:

    unserialize() で SPL ArrayObject / SPLObjectStorage の型を取り違えるのを修正

  • [CVE-2014-0207]:

    fileinfo: cdf_read_short_sector が境界チェックを十分に行っていなかった

  • [CVE-2014-3480]:

    fileinfo: cdf_count_chain が境界チェックを十分に行っていなかった

  • [CVE-2014-4721]:

    PHP の 5.4.30 以前と 5.5.x の 5.5.14 以前の ext/standard/info.c での phpinfo の実装は PHP_AUTH_PW、PHP_AUTH_TYPE、PHP_AUTH_USER、PHP_SELF 各変数のデータに文字列型を確実に使うようになっていませんでした。 mod_ssl 及び PHP 5.3.x mod_php が導入されている Apache HTTP サーバのウェブホスティング環境でSSL秘密鍵の読み取りが実証されたように、 型を取り違える脆弱性に関連して、 文脈依存の攻撃者に細工した値の整数型データを使ったプロセスメモリからの機密情報取得を 許す可能性があります。

Debian 6Squeezeでは、この問題は php5 バージョン 5.3.3-7+squeeze20 で修正されています。