Debian 10 (buster) リリースノート (64 ビット PC 用)

Debian ドキュメンテーションプロジェクト

この文書はフリーソフトウェアです。あなたは、Free Software Foundation が公表した GNU 一般公衆ライセンスの第二版の条件に基づいて、本文書の再頒布および変更を行うことができます。

本プログラムはその有用性が期待されて頒布されるものですが、市場性や特定の目的への適合性に関する暗黙の保証も含め、いかなる保証も行いません。詳細については GNU 一般公衆ライセンスをご覧ください。

あなたは、このプログラムとともに、GNU 一般公衆ライセンスの写しを受け取っているはずです。そうでなければ Free Software Foundation, Inc., 51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA に手紙でお知らせください。

このライセンスは https://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html や、Debian の /usr/share/common-licenses/GPL-2 にあります。


目次

1. はじめに
1.1. この文書に関するバグを報告する
1.2. アップグレードについての報告をする
1.3. この文書のソース
2. Debian 10 の最新情報
2.1. サポートするアーキテクチャ
2.2. ディストリビューションの最新情報
2.2.1. UEFI セキュアブート
2.2.2. AppArmorの有効化
2.2.3. APTへのセキュリティ強化オプションの追加
2.2.4. stable ポイントリリースに対する Unattended-upgrades の挙動
2.2.5. ドイツ語話者用 man ページの飛躍的な改善
2.2.6. ネットワークフィルタリングの nftables への変更
2.2.7. Cryptsetup の on-disk LUKS2への変更
2.2.8. CUPS 2.2.10 でのドライバーレス印刷機能
2.2.9. Allwinner A64 ベースのデバイスでの基本機能サポート
2.2.10. Debian Med Blend からのお知らせ
2.2.11. GNOMEは標準で Wayland を利用します
2.2.12. 新規インストールでは merged /usr が標準になります。
2.2.13. Debian Live チームからのお知らせ
3. インストールシステム
3.1. インストールシステムの変更点
3.1.1. 自動インストール
4. Debian 9 (stretch) からのアップグレード
4.1. アップグレードの準備
4.1.1. あらゆるデータや設定情報をバックアップする
4.1.2. 事前にユーザに通知する
4.1.3. サービスのダウン期間の準備
4.1.4. 復旧の準備
4.1.5. アップグレード用の安全な環境の準備
4.1.6. ネットワークインターフェイス名のサポート状況について確認する
4.2. APT の設定状態を確認する
4.2.1. proposed-updates セクション
4.2.2. 非公式なソース
4.2.3. APT の pin 機能を無効にする
4.2.4. パッケージの状態をチェックする
4.3. APT source-list ファイルの準備
4.3.1. APT のインターネットソースの追加
4.3.2. APT のローカルミラーソースの追加
4.3.3. APT の光学メディアソースの追加
4.4. パッケージのアップグレード
4.4.1. セッションの記録
4.4.2. パッケージリストの更新
4.4.3. アップグレードするのに十分な領域があることを確認する
4.4.4. システムの最小アップグレード
4.4.5. システムのアップグレード
4.5. アップグレード中の注意点
4.5.1. 「即時設定は動作しません」で dist-upgrade が失敗する
4.5.2. 予期されるパッケージの削除
4.5.3. 衝突 (Conflicts) あるいは事前依存 (Pre-Depends) のループ
4.5.4. ファイルの衝突
4.5.5. 設定の変更
4.5.6. コンソール接続へセッションの変更
4.6. カーネルと関連パッケージのアップグレード
4.6.1. カーネルメタパッケージのインストール
4.7. 次のリリースへの準備
4.7.1. 削除したパッケージを完全削除する
4.8. 利用されなくなったパッケージ
4.8.1. 移行用ダミーパッケージ
5. buster で注意すべき点
5.1. buster へのアップグレード特有の事項
5.1.1. procfs の hidepid マウントオプションはサポートされません
5.1.2. ypbind は -no-dbus オプションを付加すると起動に失敗します
5.1.3. NIS server does not answer NIS client requests by default
5.1.4. sshd が認証に失敗する
5.1.5. デーモンの起動失敗やシステムが起動中にハングアップしているように見える現象
5.1.6. レガシーネットワークインターフェイス名からの移行
5.1.7. Module configuration for bonding and dummy interfaces
5.1.8. OpenSSL のデフォルトバージョンとセキュリティレベルが引き上げられました
5.1.9. Waylandで動作するGNOMEの一部アプリケーションの不具合について
5.1.10. 特記すべき時代遅れとなったパッケージたち
5.1.11. buster で非推奨となったコンポーネント
5.1.12. アップグレード後、再起動前にすること
5.1.13. SysV init 関連パッケージは不要になりました
5.2. セキュリティサポートにおける制限事項
5.2.1. ウェブブラウザとレンダリングエンジンにおけるセキュリティ更新の状態
5.2.2. Go 言語関連パッケージ
5.3. パッケージ固有の問題
5.3.1. glibc は Linux カーネル 3.2 以上を必要とします
5.3.2. Semantics for using environment variables for su changed
5.3.3. 既存の PostgreSQL は再度インデックスを作成する必要があります
5.3.4. mutt と neomutt
5.3.5. Accessing GNOME Settings app without mouse
5.3.6. gnome-disk-utility fails to change LUKS password causing permanent data loss (buster 10.0 only)
5.3.7. evolution-ews has been dropped, and email inboxes using Exchange, Office365 or Outlook server will be removed
5.3.8. Calamares installer leaves disk encryption keys readable
5.3.9. S3QL URL changes for Amazon S3 buckets
5.3.10. Split in configuration for logrotate
5.3.11. The rescue boot option is unusable without a root password
6. Debian に関するさらなる情報
6.1. もっと読みたい
6.2. 助けを求めるには
6.2.1. メーリングリスト
6.2.2. インターネットリレーチャット (IRC)
6.3. バグを報告する
6.4. Debian に貢献する
A. アップグレードの前に stretch システムを調整する
A.1. stretch システムのアップグレード
A.2. APT source-list ファイルのチェック
A.3. 古く不要になった設定ファイルを削除する
A.4. 古いロケールから UTF-8 へアップグレードする
B. リリースノートの貢献者たち
索引
用語集