Debian 12 (bookworm) リリースノート (IBM System z 用)

Debian ドキュメンテーションプロジェクト

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本プログラムはその有用性が期待されて頒布されるものですが、市場性や特定の目的への適合性に関する暗黙の保証も含め、いかなる保証も行いません。詳細については GNU 一般公衆ライセンスをご覧ください。

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このライセンスは https://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html や、Debian の /usr/share/common-licenses/GPL-2 にあります。


目次

1. はじめに
1.1. この文書に関するバグを報告する
1.2. アップグレードについての報告をする
1.3. この文書のソース
2. Debian 12 の最新情報
2.1. サポートするアーキテクチャ
2.2. アーカイブエリア
2.3. ディストリビューションの最新情報
2.3.1. デスクトップとよく知られているパッケージ
2.3.2. さらに翻訳された manpage
2.3.3. Debian Med Blend からのニュース
2.3.4. Debian Astro Blend からのニュース
3. インストール用システム
3.1. インストールシステムの変更点
3.2. コンテナおよび仮想マシンイメージ
4. Debian 11 (bullseye) からのアップグレード
4.1. アップグレードの準備
4.1.1. あらゆるデータや設定情報をバックアップする
4.1.2. 事前にユーザに通知する
4.1.3. サービスのダウン期間の準備
4.1.4. 復旧の準備
4.1.5. アップグレード用の安全な環境の準備
4.2. 純粋な Debian からの作業開始
4.2.1. Debian 11 (bullseye) からのアップグレード
4.2.2. 最新のポイントリリースへのアップグレード
4.2.3. Debian Backports
4.2.4. パッケージデータベースの準備
4.2.5. 利用されなくなったパッケージ
4.2.6. Debian 由来でないパッケージを削除する
4.2.7. 残っている設定ファイルを取り除く
4.2.8. non-free コンポーネントと non-free-firmware コンポーネント
4.2.9. proposed-updates セクション
4.2.10. 非公式なソース
4.2.11. APT の pin 機能を無効にする
4.2.12. gpgv がインストールされているのを確認する
4.2.13. パッケージの状態をチェックする
4.3. APT source-list ファイルの準備
4.3.1. APT のインターネットソースの追加
4.3.2. APT のローカルミラーソースの追加
4.3.3. APT の光学メディアソースの追加
4.4. パッケージのアップグレード
4.4.1. セッションの記録
4.4.2. パッケージリストの更新
4.4.3. アップグレードするのに十分な領域があることを確認する
4.4.4. 監視システムの停止
4.4.5. システムの最小アップグレード
4.4.6. システムのアップグレード
4.5. アップグレード中の注意点
4.5.1. 「即時設定は動作しません」で full-upgrade が失敗する
4.5.2. 予期されるパッケージの削除
4.5.3. 衝突 (Conflicts) あるいは事前依存 (Pre-Depends) のループ
4.5.4. ファイルの衝突
4.5.5. 設定の変更
4.5.6. コンソール接続へセッションの変更
4.6. カーネルと関連パッケージのアップグレード
4.6.1. カーネルメタパッケージのインストール
4.7. 次のリリースへの準備
4.7.1. 削除したパッケージを完全削除する
4.8. 利用されなくなったパッケージ
4.8.1. 移行用ダミーパッケージ
5. bookworm で注意すべき点
5.1. bookworm へのアップグレード特有の事項
5.1.1. non-free なファームウェアがアーカイブの独自コンポーネントへ移動しました
5.1.2. システムクロックの設定をするパッケージについての変更
5.1.3. 設定管理システム puppet はバージョン 7 にアップグレードされました
5.1.4. youtube-dl は yt-dlp にリプレースされました
5.1.5. fcitx は複数バージョンをインストールできなくなりました
5.1.6. MariaDB パッケージはパッケージ名にバージョン番号を含まなくなりました
5.1.7. システムのロギング設定への変更
5.1.8. rsyslog での変更が logcheck のようなログ分析ソフトに影響を与えます
5.1.9. rsyslog が生成するログファイルが少なくなっています
5.1.10. slapd のアップグレードには手動での介入が必要になる可能性があります
5.1.11. GRUB はデフォルトでは os-prober を実行しなくなりました
5.1.12. GNOME はスクリーンリーダーへのアクセシビリティサポートを縮小しています
5.1.13. polkit 設定についての変更点
5.1.14. merged-/usr が必須となりました
5.1.15. buster からのサポート外のアップグレードが libcrypt1 で失敗する
5.1.16. アップグレード後、再起動前にすること
5.2. アップグレード後も影響がある項目
5.2.1. セキュリティサポートにおける制限事項
5.2.2. python インタプリタは externally-managed としてマークされます
5.2.3. VLC でのハードウェアアクセラレーションを利用したビデオエンコードとデコードのサポートは制限されています
5.2.4. systemd-resolved は分割されて独立したパッケージになりました
5.2.5. systemd-boot は分割されて独立したパッケージになりました
5.2.6. systemd-journal-remote は GnuTLS を使わなくなりました
5.2.7. bookworm に向けた adduser の大幅な変更点
5.2.8. 予測可能な Xen のネットワークインターフェイス名
5.2.9. dash でのサーカムフレックス (^) の扱いの変更
5.2.10. netcat-openbsd が抽象ソケットをサポートしました
5.3. 廃止および非推奨となった事柄について
5.3.1. 特記すべき廃止されたパッケージたち
5.3.2. bookworm で非推奨となったコンポーネント
5.4. 既知の重大なバグ
6. Debian に関するさらなる情報
6.1. もっと読みたい
6.2. 手助けを求めるには
6.2.1. メーリングリスト
6.2.2. インターネットリレーチャット (IRC)
6.3. バグを報告する
6.4. Debian に貢献する
A. アップグレードの前に bullseye システムを調整する
A.1. bullseye システムのアップグレード
A.2. APT source-list ファイルのチェック
A.3. Performing the upgrade to latest bullseye release
A.4. 古く不要になった設定ファイルを削除する
B. リリースノートの貢献者たち
索引
用語集