Debian セキュリティ勧告

DSA-300-1 balsa -- バッファオーバフロー

報告日時:

2003-05-06

影響を受けるパッケージ:

balsa

危険性:

あり

参考セキュリティデータベース:

(SecurityFocus の) Bugtraq データベース: BugTraq ID 7229.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2003-0167.

詳細:

Byrial Jensen さんが IMAP や MIME、GPG、PGP、スレッドをサポートするテキスト志向のメールリーダーである Mutt の IMAP コードに境界を 1 間違えるバッファオーバフローがいくつかあることを発見しました。このコードは Balsa パッケージで取り込まれています。この問題はリモートの悪意のある IMAP サーバによるサービス拒否 (クラッシュ) の可能性があり、また、特別に細工したメールフォルダを経由して任意のコードを実行する可能性があります。

安定版 (stable) ディストリビューション (woody) では、この問題はバージョン 1.2.4-2.2 で修正されています。

旧安定版 (old stable) ディストリビューション (potato) にはこの問題による影響はないようです。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題は近く修正予定です。

直ちに balsa パッケージをアップグレードすることを勧めます。

修正:

Debian GNU/Linux 3.0 (woody)

ソース:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2.dsc; http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2.diff.gz; http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4.orig.tar.gz
Alpha:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_alpha.deb
ARM:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_arm.deb
Intel IA-32:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_i386.deb
Intel IA-64:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_ia64.deb
HPPA:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_hppa.deb
Motorola 680x0:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_m68k.deb
Big endian MIPS:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_mips.deb
Little endian MIPS:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_mipsel.deb
PowerPC:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_powerpc.deb
IBM S/390:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_s390.deb
Sun Sparc:: http://security.debian.org/pool/updates/main/b/balsa/balsa_1.2.4-2.2_sparc.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。