Debian セキュリティ勧告

DSA-615-1 debmake -- 安全でない一時ファイルの作成

報告日時:
2004-12-22
影響を受けるパッケージ:
debmake
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Debian バグ追跡システム: バグ 286382.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2004-1179.
詳細:

Debian セキュリティ監査プロジェクトの Javier Fernández-Sanguino Peña さんは、旧式の Debian パッケージ用の補助パッケージ debmake 中の debstd スクリプトが 安全ではない方法で一時ディレクトリを作成しているのに気付きました。 これを攻撃することで、悪意を持ったユーザにより、 犠牲者が所有している任意のファイルを上書きされる恐れがあります。

安定版 (stable) ディストリビューション (woody) では、この問題はバージョン 3.6.10.woody.1 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 3.7.7 で修正されています。

debmake パッケージのアップグレードをお勧めします。

修正:

Debian GNU/Linux 3.0 (woody)

ソース:
http://security.debian.org/pool/updates/main/d/debmake/debmake_3.6.10.woody.1.dsc
http://security.debian.org/pool/updates/main/d/debmake/debmake_3.6.10.woody.1.tar.gz
アーキテクチャ非依存コンポーネント:
http://security.debian.org/pool/updates/main/d/debmake/debmake_3.6.10.woody.1_all.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。