Debian セキュリティ勧告
DSA-880-1 phpmyadmin -- 複数の脆弱性
- 報告日時:
- 2005-11-02
- 影響を受けるパッケージ:
- phpmyadmin
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Debian バグ追跡システム: バグ 328501, バグ 335306, バグ 335513.
(SecurityFocus の) Bugtraq データベース: BugTraq ID 15169.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2005-2869, CVE-2005-3300, CVE-2005-3301. - 詳細:
-
複数のクロスサイトスクリプティング脆弱性が、MySQL をウェブ経由で管理する PHP スクリプト群 phpmyadmin に発見されました。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています:
- CAN-2005-2869
Andreas Kerber さんと Michal Cihar さんが、エラーページとクッキー利用でのログインに クロスサイトスクリプティング脆弱性を複数発見しました。
- CVE-2005-3300
Stefan Esser さんが grab_globals.php に安全性確認の欠落を発見しました。phpmyadmin に任意のローカルファイルをインクルードさせることを攻撃者に許す可能性があります。
- CVE-2005-3301
Tobias Klein さんがクロスサイトスクリプティング脆弱性を複数発見しました。 攻撃者に任意の HTML 差し込みやクライアントサイドスクリプティングを許す可能性があります。
旧安定版 (old stable) ディストリビューション (woody) のバージョンには恐らくそれ自体に欠陥があり、 会を開いて全面的な監査およびパッチ作成を行わなければ簡単には修正できません。 もっと簡単なのは woody から sarge へのアップグレードです。
安定版 (stable) ディストリビューション (sarge) では、この問題はバージョン 2.6.2-3sarge1 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 2.6.4-pl3-1 で修正されています。
直ちに phpmyadmin パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CAN-2005-2869
- 修正:
-
Debian GNU/Linux 3.1 (sarge)
- ソース:
- http://security.debian.org/pool/updates/main/p/phpmyadmin/phpmyadmin_2.6.2-3sarge1.dsc
- http://security.debian.org/pool/updates/main/p/phpmyadmin/phpmyadmin_2.6.2-3sarge1.diff.gz
- http://security.debian.org/pool/updates/main/p/phpmyadmin/phpmyadmin_2.6.2.orig.tar.gz
- http://security.debian.org/pool/updates/main/p/phpmyadmin/phpmyadmin_2.6.2-3sarge1.diff.gz
- アーキテクチャ非依存コンポーネント:
- http://security.debian.org/pool/updates/main/p/phpmyadmin/phpmyadmin_2.6.2-3sarge1_all.deb
一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。