Debian セキュリティ勧告

DSA-1007-1 drupal -- 複数の脆弱性

報告日時:
2006-03-17
影響を受けるパッケージ:
drupal
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2006-1225, CVE-2006-1226, CVE-2006-1227, CVE-2006-1228.
詳細:

Drupal セキュリティチームが、多機能なコンテント管理および議論エンジン Drupal に複数の脆弱性を発見しました。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています:

  • CVE-2006-1225

    入力のサニタイジング欠落により、 リモートの攻撃者が外部向けメールメッセージのヘッダを差し込み、Drupal を spam プロキシとして利用することが可能です。

  • CVE-2006-1226

    入力のサニタイズ確認の欠落により、攻撃者に任意のウェブスクリプトや HTML の差し込みを許します。

  • CVE-2006-1227

    menu.module で作成されたメニューアイテムはアクセス制御が欠落しています。 リモート攻撃者に管理者ページへのアクセスを許す可能性があります。

  • CVE-2006-1228

    Markus Petrux さんが、セッション固定にバグを発見しました。 リモートの攻撃者に Drupal ユーザの権限獲得を許す可能性があります。

旧安定版 (old stable) ディストリビューション (woody) には Drupal パッケージは含まれません。

安定版 (stable) ディストリビューション (sarge) では、この問題はバージョン 4.5.3-6 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 4.5.8-1 で修正されています。

直ちに drupal パッケージをアップグレードすることを勧めます。

修正:

Debian GNU/Linux 3.1 (sarge)

ソース:
http://security.debian.org/pool/updates/main/d/drupal/drupal_4.5.3-6.dsc
http://security.debian.org/pool/updates/main/d/drupal/drupal_4.5.3-6.diff.gz
http://security.debian.org/pool/updates/main/d/drupal/drupal_4.5.3.orig.tar.gz
アーキテクチャ非依存コンポーネント:
http://security.debian.org/pool/updates/main/d/drupal/drupal_4.5.3-6_all.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。