Debian セキュリティ勧告

DSA-1034-1 horde2 -- 複数の脆弱性

報告日時:
2006-04-14
影響を受けるパッケージ:
horde2
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2006-1260, CVE-2006-1491.
詳細:

リモート脆弱性が複数、Horde ウェブアプリケーションフレームワークに発見されました。 任意のウェブスクリプトコードの実行につながる可能性があります。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています:

  • CVE-2006-1260

    URL パラメータ中の Null 文字がサニティチェックを迂回します。 リモートの攻撃者に任意のファイルの読み取りを許し、 それにより情報漏洩を許します。

  • CVE-2006-1491

    ヘルプビューアのユーザ入力がサニタイズされずに eval() 関数に渡されます。任意のウェブコードの差し込みを許します。

旧安定版 (old stable) ディストリビューション (woody) には horde2 パッケージは含まれません。

安定版 (stable) ディストリビューション (sarge) では、この問題はバージョン 2.2.8-1sarge2 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) には、horde2 パッケージは含まれなくなっています。

直ちに horde2 パッケージをアップグレードすることを勧めます。

修正:

Debian GNU/Linux 3.1 (sarge)

ソース:
http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde2/horde2_2.2.8-1sarge2.dsc
http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde2/horde2_2.2.8-1sarge2.diff.gz
http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde2/horde2_2.2.8.orig.tar.gz
アーキテクチャ非依存コンポーネント:
http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde2/horde2_2.2.8-1sarge2_all.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。