Debian セキュリティ勧告

DSA-1241-1 squirrelmail -- クロスサイトスクリプティング

報告日時:
2006-12-25
影響を受けるパッケージ:
squirrelmail
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2006-6142.
詳細:

Martijn Brinkers さんが、webmail.php の mailto パラメータ、compose.php の session および delete_draft パラメータ、magicHTML フィルタの弱点を経由、でのクロスサイトスクリプティング脆弱性を発見しました。 攻撃者はこれを悪用し、悪意のある javascript をユーザの webmail セッションで実行することが可能です。

また、インターネットエクスプローラのバージョン 5 以前への対策も行われています: IE は添付ファイルの MIME タイプ推測を、送られた MIME ヘッダではなく内容を基にしています。 添付ファイルを、実際はインターネットエクスプローラが解釈する HTML でありながら「無害な」JPEG に偽装することが可能です。

安定版 (stable) ディストリビューション (sarge) では、この問題はバージョン 2:1.4.4-10 で修正されています。

次期安定版 (stable) ディストリビューション (etch) では、この問題はバージョン 2:1.4.9a-1 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 2:1.4.9a-1 で修正されています。

直ちに squirrelmail パッケージをアップグレードすることを勧めます。

修正:

Debian GNU/Linux 3.1 (sarge)

ソース:
http://security.debian.org/pool/updates/main/s/squirrelmail/squirrelmail_1.4.4-10.dsc
http://security.debian.org/pool/updates/main/s/squirrelmail/squirrelmail_1.4.4-10.diff.gz
http://security.debian.org/pool/updates/main/s/squirrelmail/squirrelmail_1.4.4.orig.tar.gz
アーキテクチャ非依存コンポーネント:
http://security.debian.org/pool/updates/main/s/squirrelmail/squirrelmail_1.4.4-10_all.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。