Debian セキュリティ勧告

DSA-1456-1 fail2ban -- プログラムミス

報告日時:
2008-01-09
影響を受けるパッケージ:
fail2ban
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2007-4321.
詳細:

Daniel B. Cid さんにより、指定した IP アドレスからのログインをブロックす るツール fail2ban の SSH ログファイルの扱いが甘く、攻撃者から任意のアドレ スをブロックさせる攻撃が可能であることが発見されました。

旧安定版 (sarge) には fail2ban パッケージは収録されていません。

安定版 (stable) ディストリビューション (etch) では、この問題はバージョン 0.7.5-2etch1 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョ ン 0.8.0-4 で修正されています。

直ぐに fail2ban パッケージをアップグレードすることを勧めます。

修正:

Debian GNU/Linux 4.0 (stable)

ソース:
http://security.debian.org/pool/updates/main/f/fail2ban/fail2ban_0.7.5-2etch1.dsc
http://security.debian.org/pool/updates/main/f/fail2ban/fail2ban_0.7.5-2etch1.diff.gz
http://security.debian.org/pool/updates/main/f/fail2ban/fail2ban_0.7.5.orig.tar.gz
アーキテクチャ非依存コンポーネント:
http://security.debian.org/pool/updates/main/f/fail2ban/fail2ban_0.7.5-2etch1_all.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。