Debian セキュリティ勧告
DSA-1765-1 horde3 -- 複数の脆弱性
- 報告日時:
- 2009-04-08
- 影響を受けるパッケージ:
- horde3
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Debian バグ追跡システム: バグ 513265, バグ 512592, バグ 492578.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2009-0932, CVE-2008-3330, CVE-2008-5917. - 詳細:
-
Horde ウェブアプリケーションフレームワークに複数の欠陥が発見されました。 The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識して います。
- CVE-2009-0932
Gunnar Wrobel さんにより、ディレクトリトラバーサルを許す欠陥が発見され ました。攻撃者はこの欠陥を Horde_Image のドライバパラメータにより悪用 して、任意のローカルファイルをインクルードや実行することが可能です。
- CVE-2008-3330
攻撃者がコンタクト名を用いてクロスサイトスクリプティング攻撃が可能であ ることがはっけんされました。この欠陥により攻撃者からの任意の html コー ドの挿入が可能ですが、攻撃者が create contact へのアクセス権限を持って いる必要があります。
- CVE-2008-5917
Horde XSS フィルタがクロスサイトスクリプティング攻撃を防げず、任意の html コードを挿入可能であることが発見されました。これは Internet Explorer が使われている場合のみ攻撃可能です。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (etch) では、これらの問題は バージョン 3.1.3-4etch5 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (lenny) では、これらの問題はバー ジョン 3.2.2+debian0-2 で修正されています。これはすでに Lenny リリース に収録済みです。
テスト版 (squeeze) および不安定版 (unstable) ディストリビューション では、これらの問題はバージョン 3.2.2+debian0-2 で修正されています。
直ぐに horde3 パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CVE-2009-0932
- 修正:
-
Debian GNU/Linux 4.0 (etch)
- ソース:
- http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde3/horde3_3.1.3.orig.tar.gz
- http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde3/horde3_3.1.3-4etch5.diff.gz
- http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde3/horde3_3.1.3-4etch5.dsc
- http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde3/horde3_3.1.3-4etch5.diff.gz
- アーキテクチャ非依存コンポーネント:
- http://security.debian.org/pool/updates/main/h/horde3/horde3_3.1.3-4etch5_all.deb
一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。