Debian セキュリティ勧告
DSA-1770-1 imp4 -- 入力の不十分なサニタイズ
- 報告日時:
- 2009-04-13
- 影響を受けるパッケージ:
- imp4
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Debian バグ追跡システム: バグ 500114, バグ 500553, バグ 513266.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2008-4182, CVE-2009-0930. - 詳細:
-
複数の欠陥が Horde フレームワークのウェブメールコンポーネント imp4 に発 見されました。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の 欠陥を認識しています。
- CVE-2008-4182
imp4 は IMAP セッションのユーザフィールドを用いたクロスサイトスクリプテ ィング攻撃が可能で、任意の HTML コードが挿入可能です。
- CVE-2009-0930
imp4 は、メールコードの複数の欠陥によるクロスサイトスクリプティング攻撃が 可能で、任意の HTML コードが挿入可能です。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (etch) では、これらの問題は バージョン 4.1.3-4etch1 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (lenny) では、これらの問題はバージ ョン 4.2-4 で修正されています。これはすでに Lenny に収録済みです。
テスト版 (squeeze) および不安定版 (unstable) ディストリビューション では、これらの問題はバージョン 4.2-4 で修正されています。
直ぐに imp4 パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CVE-2008-4182
- 修正:
-
Debian GNU/Linux 4.0 (etch)
- ソース:
- http://security.debian.org/pool/updates/main/i/imp4/imp4_4.1.3-4etch1.dsc
- http://security.debian.org/pool/updates/main/i/imp4/imp4_4.1.3.orig.tar.gz
- http://security.debian.org/pool/updates/main/i/imp4/imp4_4.1.3-4etch1.diff.gz
- http://security.debian.org/pool/updates/main/i/imp4/imp4_4.1.3.orig.tar.gz
- アーキテクチャ非依存コンポーネント:
- http://security.debian.org/pool/updates/main/i/imp4/imp4_4.1.3-4etch1_all.deb
一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。