Debian セキュリティ勧告

DSA-2085-1 lftp -- 入力の正当性チェック漏れ

報告日時:

2010-08-03

影響を受けるパッケージ:

lftp

危険性:

あり

参考セキュリティデータベース:

Mitre の CVE 辞書: CVE-2010-2251.

詳細:

コマンドライン HTTP/FTP クライアント lftp が、Content-Disposition ヘッダによりサーバから提供されるファイル名の正当性検証を行っていないことが発見されました。この欠陥を攻撃することにより、クライアントマシンでのファイルの上書きが可能で、さらにホームディレクトリのドットファイルの上書きの場合は任意のコードの実行が可能です。

安定版 (stable) ディストリビューション (lenny) では、この問題はバージョン 3.7.3-1+lenny1 で修正されています。

テスト版ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバージョン 4.0.6-1 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 4.0.6-1 で修正されています。

直ぐに lftp パッケージをアップグレードすることを勧めます。

修正:

Debian GNU/Linux 5.0 (lenny)

ソース:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1.dsc; http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1.diff.gz; http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3.orig.tar.gz
Alpha:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_alpha.deb
AMD64:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_amd64.deb
ARM:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_arm.deb
ARM EABI:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_armel.deb
HP Precision:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_hppa.deb
Intel IA-32:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_i386.deb
Intel IA-64:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_ia64.deb
Big-endian MIPS:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_mips.deb
Little-endian MIPS:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_mipsel.deb
PowerPC:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_powerpc.deb
IBM S/390:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_s390.deb
Sun Sparc:: http://security.debian.org/pool/updates/main/l/lftp/lftp_3.7.3-1+lenny1_sparc.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。