Debian セキュリティ勧告
DSA-2377-1 cyrus-imapd-2.2 -- NULL ポインタ参照
- 報告日時:
- 2012-01-01
- 影響を受けるパッケージ:
- cyrus-imapd-2.2
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2011-3481.
- 詳細:
-
エンタープライズ環境での利用に向けて設計された高い拡張性を持つメール システム cyrus-imapd に、欠陥が発見されました。cyrus-imapd は、クラ イアントが IMAP スレッディング機能を用いている場合に、メールヘッダを 正しくパースしていないため、NULL ポインタ参照によるデーモンクラッシ ュが発生します。攻撃者は細工した Reference ヘッダを含むメールを送り つけ、IMAP スレッディング機能を利用するクライアントでそのメールをア クセスさせることにより、この欠陥を攻撃可能です。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (lenny) では、この問題は バージョン 2.2.13-14+lenny6 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 2.2.13-19+squeeze3 で修正されています。
テスト版 (testing) ディストリビューション (wheezy) および不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題は cyrus-imapd-2.4 のバージョン 2.4.11-1 で修正されています。
直ぐに cyrus-imapd-2.2 パッケージをアップグレードすることを勧めます。