Debian セキュリティ勧告
DSA-2483-1 strongswan -- 認証の迂回
- 報告日時:
- 2012-05-31
- 影響を受けるパッケージ:
- strongswan
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2012-2388.
- 詳細:
-
IPsec ベースの VPN ソリューション strongswan の Codenomicon CROSS project に、認証を迂回可能となる欠陥が発見されました。RSA ベースの設 定を行っている場合、gmp プラグインにチェックが抜けているため、 strongSwan レスポンダに偽のシグネチャを与えて認証を成功させることが 可能です。
Debian での既定の設定では、RSA 認証では gmp プラグインではなく OpenSSL プラグインを使うようになっているため、Debian から提供されてい るパッケージはこの欠陥はありません。
安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバー ジョン 4.4.1-5.2 で修正されています。
テスト版ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 4.5.2-1.4 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバー ジョン 4.5.2-1.4 で修正されています。
直ぐに strongswan パッケージをアップグレードすることを勧めます。