Debian セキュリティ勧告

DSA-2617-1 samba -- 複数の問題

報告日時:
2013-02-02
影響を受けるパッケージ:
samba
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-0213, CVE-2013-0214.
詳細:

Jann Horn さんが、人気のあるクロスプラットフォームのネットワークファイルおよびプリンタ共有スイート Samba の脆弱性を 2 件報告しています。 特に、この脆弱性は Samba ウェブ管理ツール SWAT に影響します。

  • CVE-2013-0213: SWAT にクリックジャック問題

    攻撃者が frame または iframe を経由して悪意のあるウェブページに SWAT ページを統合させ、別の内容を被せることが可能です。 正しく認証されたユーザがこの悪意のあるウェブページに対して操作した場合に Samba 設定に対して意図しない変更を行う可能性があります。

  • CVE-2013-0214: 潜在的なクロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF)

    攻撃者が root としてログイン済みの正当な SWAT ユーザを欺き、悪意のあるリンクをクリックさせて Samba 設定に対して意図しない任意の変更をさせることが可能です。 攻撃者がこの脆弱性を悪用するためには、 攻撃対象者のパスワードを知っている必要があります。

安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバージョン 2:3.5.6~dfsg-3squeeze9 で修正されています。

テスト版 (testing) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 2:3.6.6-5 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 2:3.6.6-5 で修正されています。

直ちに samba パッケージをアップグレードすることを勧めます。