Debian セキュリティ勧告

DSA-2659-1 libapache-mod-security -- XML 外部エンティティ処理の脆弱性

報告日時:
2013-04-09
影響を受けるパッケージ:
libapache-mod-security
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Debian バグ追跡システム: バグ 704625.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-1915.
詳細:

Positive Technologies の Timur Yunusov さんと Alexey Osipov さんが、ウェブアプリケーションのセキュリティを厳しくする目的の Apache モジュール ModSecurity の XML ファイルパーサが XML 外部エンティティ攻撃に対して脆弱であることを発見しました。 リモートの攻撃者が特別に細工した XML ファイルを提供することにより、その処理時にローカルファイルの公開やリソース (CPU、メモリ) の過剰消費につながる可能性があります。

この更新で SecXmlExternalEntity オプションが導入されます。 これはデフォルトでは Off となっています。それにより libxml2 の外部エンティティを読み込む機能は無効化されます。

安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバージョン 2.5.12-1+squeeze2 で修正されています。

テスト版 (testing) ディストリビューション (wheezy) では、この問題は modsecurity-apache パッケージのバージョン 2.6.6-6 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題は modsecurity-apache パッケージのバージョン 2.6.6-6 で修正されています。

直ちに libapache-mod-security パッケージをアップグレードすることを勧めます。