Debian セキュリティ勧告
DSA-2707-1 dbus -- サービス拒否
- 報告日時:
- 2013-06-13
- 影響を受けるパッケージ:
- dbus
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-2168.
- 詳細:
-
Alexandru Cornea さんが _dbus_printf_string_upper_bound() の実装バグによる libdbus の脆弱性を発見しました。 この脆弱性をローカルユーザが悪用して libdbus を利用しているシステムサービスをクラッシュさせ、 サービス拒否を起こす可能性があります。実行している dbus サービスによってはシステム全体のクラッシュにつながる可能性があります。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (squeeze) にはこの問題による影響はありません。
安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 1.6.8-1+deb7u1 で修正されています。
テスト版 (testing) ディストリビューション (jessie) では、この問題はバージョン 1.6.12-1 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 1.6.12-1 で修正されています。
直ちに dbus パッケージをアップグレードすることを勧めます。