Debian セキュリティ勧告
DSA-2738-1 ruby1.9.1 -- 複数の脆弱性
- 報告日時:
- 2013-08-18
- 影響を受けるパッケージ:
- ruby1.9.1
- 危険性:
- あり
- 参考セキュリティデータベース:
- Debian バグ追跡システム: バグ 702525, バグ 714543.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-1821, CVE-2013-4073. - 詳細:
-
複数の欠陥が Ruby 言語のインタープリタに発見されました。 サービス拒否その他のセキュリティ問題につながる可能性があります。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています:
- CVE-2013-1821
Ben Murphy さんが、REXML 中の無制限なエンティティ展開がホストのメモリを全て消費することにより サービス拒否につながる可能性があることを発見しました。
- CVE-2013-4073
William (B.J.) Snow Orvis さんが、Ruby の SSL クライアントのホスト名チェックに脆弱性を発見しました。 信頼済み認証局により発行された有効な証明書を経由して中間の攻撃者に SSL サーバの偽装を許す可能性があります。
旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバージョン 1.9.2.0-2+deb6u1 で修正されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 1.9.3.194-8.1+deb7u1 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 1.9.3.194-8.2 で修正されています。
直ちに ruby1.9.1 パッケージをアップグレードすることを勧めます。
- CVE-2013-1821