Debian セキュリティ勧告

DSA-2773-1 gnupg -- 複数の脆弱性

報告日時:
2013-10-10
影響を受けるパッケージ:
gnupg
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Debian バグ追跡システム: バグ 725439, バグ 722722.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-4351, CVE-2013-4402.
詳細:

脆弱性が2件、GnuPG、GNU privacy guard、フリーの PGP 代替に発見されました。The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識しています:

  • CVE-2013-4351

    キーまたはサブキーで key flags サブパケットが全ビットオフの時、GnuPG は現在そのキーでは全ビットにセットされているものとして扱います。つまり、所有者が no use permitted を示していた場合に GnuPG はそれを all use permitted だと解釈していました。no use permitted 等のキーを使うのはまれで、極めて特別な状況でのみ利用されます。

  • CVE-2013-4402

    細工した入力データを使った場合、圧縮パケットのパーサに無限再帰があり、 それを利用してサービス拒否を引き起こすことが可能です。

旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバージョン 1.4.10-4+squeeze3 で修正されています。

安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 1.4.12-7+deb7u2 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 1.4.15-1 で修正されています。

直ちに gnupg パッケージをアップグレードすることを勧めます。