Debian セキュリティ勧告

DSA-2827-1 libcommons-fileupload-java -- 非直列化を経由した任意のファイルのアップロード

報告日時:
2013-12-24
影響を受けるパッケージ:
libcommons-fileupload-java
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Debian バグ追跡システム: バグ 726601.
Mitre の CVE 辞書: CVE-2013-2186.
詳細:

Apache Commons FileUpload、堅牢で高性能なファイルアップロード機能を サーブレットやウェブアプリケーションに簡単に追加できるパッケージが、 直列化されている状態でファイル名に NULL バイトが含まれる場合に誤って処理していることが発見されました。直列化されている DiskFileItem クラス、これはサーバ上で非直列化が行われますが、 それを提供できるリモートの攻撃者がこの欠陥を利用し、 アプリケーションサーバのプロセスを実行しているユーザによりアクセスできる、 サーバ上の任意の位置に任意の内容を書き込むことが可能です。

旧安定版 (oldstable) ディストリビューション (squeeze) では、この問題はバージョン 1.2.2-1+deb6u1 で修正されています。

安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題はバージョン 1.2.2-1+deb7u1 で修正されています。

テスト版 (testing) ディストリビューション (jessie) では、この問題はバージョン 1.3-2.1 で修正されています。

不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 1.3-2.1 で修正されています。

直ちに libcommons-fileupload-java パッケージをアップグレードすることを勧めます。