Debian セキュリティ勧告

DSA-2959-1 chromium-browser -- セキュリティ更新

報告日時:
2014-06-14
影響を受けるパッケージ:
chromium-browser
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2014-3154, CVE-2014-3155, CVE-2014-3156, CVE-2014-3157.
詳細:

複数の欠陥が chromium ウェブブラウザに発見されました。

  • CVE-2014-3154

    Collin Payne さんがファイルシステムのAPIにメモリの開放後利用の問題を発見しました。

  • CVE-2014-3155

    James March さんと Daniel Sommermannさんと Alan Frindell さんが SPDY プロトコルの実装に範囲外読み取りの問題を複数発見しています。

  • CVE-2014-3156

    Atte Kettunen さんがクリップボード実装のビットマップ処理にバッファオーバーフローの問題を発見しました。

  • CVE-2014-3157

    ヒープベースのバッファオーバーフローの問題が chromium の ffmpeg メディアフィルターに発見されました。

さらに、このバージョンでは型の古い i386 プロセッサのサポートが落とされていた前の更新でのリグレッションが修正されています。 この機能は現在復旧しています。

安定版 (stable) ディストリビューション (wheezy) では、この問題は で修正されています。 バージョン 35.0.1916.153-1~deb7u1.

テスト版 (testing) ディストリビューション (jessie) 及び不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題はバージョン 35.0.1916.153-1 で修正されています。

直ちに chromium-browser パッケージをアップグレードすることを勧めます。