Debian-Installer 正誤表
squeeze リリース候補 2 の正誤表
これは Debian Installer の squeeze リリース候補 2 における既知の問題のリストです。 ここに挙げていない問題を見つけた場合、問題を記述したインストールレポートを送ってください。
- sparc システムに、CD-ROM を使ってインストール出来ないものがある
- Squeeze 用の Debian インストーラには PATA カーネルドライバが含まれないため、
CD-ROM ドライブへのアクセスにこの種のドライバが必要となるシステム
(例えば Ultra 10) では、インストーラが検出できないことにより
CD メディアからのインストールが完了出来ません。
この問題は、インストーラを netboot することでインストール中の CD-ROM
ドライブへのアクセスが必要なくなるため回避出来るかもしれません。
#610906 を見てください。
この問題は次の Squeeze ポイントリリース (6.0.1) では修正される予定です。 - 検出した USB 点字デバイスが動作しない可能性
- 接続した USB 点字デバイスを Debian インストーラに検出させた場合、
後で固まって "screen not in text mode" を表示するだけになる可能性があります。
これはフレームバッファの検出と起動の間で競合の可能性があることが原因です。
対処法はカーネルのコマンドラインに brltty を渡して検出を強制することです。
#611648 を見てください。 - Sparc T2+ 用のネットワークドライバがない
- niu ネットワークドライバが最近の T2+ sparc システムで必要となりますが
d-i には含まれていないため、
早期のネットワーク設定に依存する手段ではどれをとってもインストールが不可能になります。
カーネルパッケージにはドライバが含まれているため、
ネットワークはインストール完了後には普通に動作すると思われます。
#608516 を見てください。 - aty グラフィックカードを使っているシステムでインストーラが正常に起動しない
-
aty グラフィックカードを使っているシステム (例えば Ultra 10)
でインストーラが正常に起動せず、"console [tty0] enabled, bootconsole disabled"
というメッセージを最後に起動の早い段階でカーネルがフリーズする可能性があります。
これはカーネルのバグでパッチもありますが完全には直っていないかもしれません。
対処法ですが、カーネルのブートパラメータに 'video=atyfb:off' を追加して起動時にフレームバッファを動作させないことにより、 この問題を回避してインストーラ(および通常のカーネル) がこういったシステムで起動できるかもしれません。
#609466 を見てください。 - グラフィカルインストーラでキーボードの選択が機能しないレイアウトがいくつかある
-
グラフィカルインストールでキーボードの事前選択が効かない 組み合わせがいくつか
(ブルガリア語、スイスのドイツ語、スウェーデン語、ブラジル語) あります。
また、選択したものが使われずにシステムのデフォルトがアメリカ英語
(/etc/default/keyboard) になります。
#610843 を見てください。 - RTL8169 ベースのネットワークカードでインストールに問題がある可能性
- Debian インストーラは RTL8169 ファミリをベースにしたネットワークカードを
インストール中使えないかもしれません。これにはこれらのカードを通して行う
インストール中のパッケージのダウンロードも含まれます。
この問題はインストール済みのシステムには影響しません。
#558316 およびマージされた同種のバグを見てください。
この問題は次の Squeeze ポイントリリース (6.0.1) では修正される予定です。 - btrfs root でインストール成功後ブートに失敗する
- インストールは普通に完了しますが、再起動後 initramfs busybox
プロンプトになってしまいます。
#608538 を見てください。 - Windows が grub のリストに表示されない
-
Debian インストーラはインストール中に Windows を検出しますが、
grub 起動メニューへの追加をしません。
対処法としては、インストールの後で update-grub を実行してください。
#608025 を見てください。 - Mac OS 9 と互換性のないパーティションテーブルを作成する
- インストーラに含まれるパーティション作業ツールが、
Mac OS 9 から認識できないパーティションテーブルを作成し、
Mac OS 9 が起動しなくなるという報告が出ています。
HFS+ パーティションは Linux と Mac OS X の間で互換性がありますが、
Mac OS 9 が入っているマシンへのインストールには事前に細心の注意が求められます。
#604134 を見てください。 - ネットワーク/グラフィック/ストレージのカードが適切に動作しない
-
複数のハードウェア、特にネットワークカード、グラフィックカード、
ストレージコントローラで、バイナリのフリーではないファームウェアを
必要とするものが適切に動作しません。
Debian はフリーソフトウェアの価値に誓って、 フリーではないソフトウェアをシステムが要求するようにはしません (Debian の社会契約を見てください)。 なので、フリーではないファームウェアはインストーラには含まれません。
但し、インストール作業の間に外部のファームウェアをロードしたい場合は自由に行って構いません。 この処置についてはインストールのマニュアルに記述されています。 - zipl のインストールの問題により s390 にインストールできない
-
/boot ディレクトリに専用のパーティションを作成した場合、/boot が /
よりも先にマウントされるとインストール後にシステムの起動が失敗します。
#519254 を見てください。 - バグのあるルータがネットワークの問題を引き起こす可能性があります
-
インストール中にネットワークの問題が生じた場合、それは、あなたのマシンと Debian
ミラーの間のどこかのルータがウィンドウスケーリングを正しく扱えないために生じた可能性があります。
詳しくは #401435 や kerneltrap
のこの記事を参照してください。
この問題は、TCP ウィンドウスケーリングオプションを無効にすることで回避できます。 コンソールのシェルに移って以下のコマンドを入力してください。
echo 0 > /proc/sys/net/ipv4/tcp_window_scaling
インストール済みのシステムについては、おそらく TCP ウィンドウスケーリングオプションを完全に無効にするべきではないかもしれません。 以下のコマンドを使用すると、 たいていどのようなルータでも扱えるレンジを読み書きするよう設定できます。
echo 4096 65536 65536 >/proc/sys/net/ipv4/tcp_rmem
echo 4096 65536 65536 >/proc/sys/net/ipv4/tcp_wmem - 16TiB を超えるパーティションが ext4 でサポートされません
- ext4 ファイルシステムの作成ツールが 16TiB を超えるサイズのファイルシステムの作成をサポートしていません。
- s390: サポートされていない機能
-
- DASD DIAG discipline のサポートは現在利用できません
