Debian セキュリティ勧告

DSA-164-1 cacti -- 任意コードの実行

報告日時:
2002-09-10
影響を受けるパッケージ:
cacti
危険性:
あり
参考セキュリティデータベース:
Mitre の CVE 辞書: CVE-2002-1477, CVE-2002-1478.
詳細:

cacti (PHP ベースの、システムとサービスのモニタリングツール rrdtool のフロントエンド) に問題が発見されました。 この問題により、ウェブサーバのユーザ ID で cacti に任意の プログラムコードを実行させることができます。 ただし、この問題は、既に cacti システムの管理者権限を持っている人 によってのみ攻撃可能です。

この問題は、タイトル文字列から '$' 文字と '\' 文字を除去することで、 現安定版 (stable)(woody) ではバージョン 0.6.7-2.1 で、 不安定版 (unstable)(sid) ではバージョン 0.6.8a-2 で各々修正されています。 なお、旧安定版 (potato) は cacti パッケージを含まないため、この 問題の影響を受けることはありません。

cacti パッケージを早急にアップグレードすることをお勧めします。

修正:

Debian GNU/Linux 3.0 (woody)

ソース:
http://security.debian.org/pool/updates/main/c/cacti/cacti_0.6.7-2.1.dsc
http://security.debian.org/pool/updates/main/c/cacti/cacti_0.6.7-2.1.diff.gz
http://security.debian.org/pool/updates/main/c/cacti/cacti_0.6.7.orig.tar.gz
アーキテクチャ非依存コンポーネント:
http://security.debian.org/pool/updates/main/c/cacti/cacti_0.6.7-2.1_all.deb

一覧にあるファイルの MD5 チェックサムは勧告の原文にあります。