Debian GNU/Linux 3.1 更新
2006 年 11 月 6 日
Debian プロジェクトは安定版ディストリビューション Debian GNU/Linux
3.1 (コード名 sarge
) の四回目の更新を発表できて嬉しく思います。
この更新は主に安定版リリースにセキュリティの更新を追加するもので、
他に深刻な問題の調整がいくつか含まれます。定期的に security.debian.org
から更新している場合はこれで更新されるパッケージは多くなく、また
security.debian.org からの更新はほぼこの更新に含まれています。
この更新は Debian GNU/Linux 3.1 の新しいバージョンとなるわけではなく、 安定版リリースに含まれるパッケージの一部が更新されるだけであることに注意してください。 バージョン 3.1 の CD を捨てる必要はありません。インストール後に、更新を組み込むために ftp.debian.org あるいはそのミラーから更新する必要があるというだけです。
アップグレード CD や DVD イメージはすぐに作成されます。 新しいインストールイメージは作成されません。 ユーザに対しては、新しくインストールしてカーネルを更新した後に公式 Debian ミラーからシステムを更新することを勧めます。 次の更新では新しいイメージを予定しています。
オンラインでこの版にアップグレードするには、apt
パッケージツール
(sources.list(5) マニュアルページ参照) で Debian の多くの FTP、HTTP
ミラーの一つを指すことにより可能です。ミラーの全リストは次の場所にあります:
その他のバグ修正
この安定版の更新では、以下のパッケージに対して重要な修正が加えられています:
パッケージ | 理由 |
---|---|
deal | 64 ビットのプラットフォームでのセグメンテーション違反を修正 |
devmapper | LVM デバイスを適切な権限で作成 |
前回の安定版の更新 (r3) で入ってしまった Sparc32 での Debian インストーラのエラーもこの更新で修正されます。
セキュリティ上の更新
このリリースには以下のセキュリティ更新が含まれます。 それぞれの更新に対して、セキュリティチームが勧告を発表しています:
受理または拒否されたパッケージの完全なリストはその理由も含めて、 次の場所にあります:
URL
このリリースで変更されたパッケージの完全なリスト:
現在の安定版ディストリビューション:
安定版ディストリビューションに対して提案する更新:
安定版ディストリビューション情報 (リリースノート、誤りとその修正など):
セキュリティに関する告知と情報:
Debian について
Debian プロジェクトは、完全にフリーなオペレーティングシステムである Debian GNU/Linux の開発のために時間と労力を進んで提供している、 フリーソフトウェア開発者の組織です。
連絡先
より詳しい情報を希望する場合は、Debian のウェブページ https://www.debian.org/ を参照するか、 <press@debian.org> にメールを送るか、安定版リリースチーム <debian-release@lists.debian.org> に連絡をとってください。