Debian GNU/Linux 3.1 のアップデート (リビジョン 1)
2005 年 12 月 20 日
Debian GNU/Linux 3.1r1 は、Debian GNU/Linux 3.1 (コードネーム 「sarge」) の最初のアップデートです。主に、安定版 (stable) に セキュリティアップデートを追加するものですが、深刻な問題も いくつか修正されています。security.debian.org から頻繁にアップデート しているなら、それほど多くのパッケージをアップデートする 必要はないでしょう。また、security.debian.org に登録された アップデートはほとんど、今回のアップデートに含まれています。
今回のアップデートは、Debian GNU/Linux 3.1 の新バージョンではなく、 単に一部のパッケージをアップデートしたものです。 バージョン 3.1 の CD を捨てる必要はありませんが、 インストール後、最近の変更を組み入れるために ftp.debian.org に対してアップデートする必要があります。
オンラインでこのリビジョンへアップデートするには、通常、 Debian の FTP/HTTP ミラーのどれか一つを参照するように 「apt」パッケージツールを設定します。 (sources.list(5) のマニュアルページを参照してください) ミラーの一覧は、
で参照できます。
セキュリティ上の修正
本リビジョンでは、安定版リリースに対して、以下のセキュリティアップデートが 追加されています。セキュリティチームはすでに、以下の個々のアップデートに対して セキュリティ勧告を発表済みです。
その他のバグ修正
本リビジョンでは、以下のパッケージに対して重要な修正が追加されています。 その多くはシステムのセキュリティには関係しませんが、データが 損なわれる可能性があります。
| パッケージ名 | 理由 |
|---|---|
| backuppc | データの損失および破損の可能性を修正 |
| cgiemail | sendmail の設定の修正 |
| drbd | 依存関係の修正 |
| f-prot-installer | 更新に対する調整 |
| fam | データ破損の修正 |
| firehol | ロックファイル削除の修正 |
| gnome-system-monitor | 任意のクラッシュの修正 |
| gpr | lpr との相互運用の修正 |
| gzip | futex がハングアップするのを修正 |
| kazehakase | クラッシュの修正 |
| libgnomeprint | カスタム印刷コマンドに対する修正 |
| mc | クラッシュの防止 |
| mdadm | debconf 相互運用の修正 |
| samba | WinXP 64 との互換性の追加 |
| scsitools | ブート手順の修正 |
| vim | モードラインの修正 |
受理または拒否されたパッケージの完全なリストは、その理由とともに、 このリビジョンのための準備のページにあります。
URL
本リビジョンで変更されたパッケージの一覧:
現在の安定版 (stable) ディストリビューション:
安定版ディストリビューションに対する更新の候補:
安定版ディストリビューションの情報 (リリースノート、訂正など):
セキュリティに関する告知と情報:
Debian について
Debian Project は、完全にフリーなオペレーティングシステムである Debian GNU/Linux と Debian GNU/Hurd の開発のために時間と労力を 進んで提供している、フリーソフトウェア開発者の組織です。
連絡先
より詳しい情報を希望する場合は、Debian のウェブページ https://www.debian.org/ をご覧になるか、 <press@debian.org> にメールを送ってください。