Debian 5.0 向けセキュリティサポート終了

2012 年 2 月 9 日

Debian GNU/Linux 5.0 向けのセキュリティサポートが2月6日に終了しました

Debian 6.0 別名 Squeeze のリリースから1年、そして Debian GNU/Linux 5.0 別名 Lenny のリリースから3年近くが過ぎ、古いディストリビューション (5.0 別名 Lenny) 向けのセキュリティサポートは数日前に終了を迎えました。Debian プロジェクトは古いディストリビューションをこれほど長期に渡り、 しかも新しいバージョンのリリースから1年間サポートできたことを誇りに思います。

Debian プロジェクトは Debian 6.0 別名 Squeeze を2011年2月6日にリリースしました。ユーザや配布者は古い Debian を現在の安定版リリースにアップグレードするのに1年間の猶予がありました。 そういうわけで、古いリリースである5.0向けのセキュリティサポートは 以前に発表したとおり2011年2月6日をもって終了しました。

以前に発表した古いリリース向けのセキュリティ更新は引き続き security.debian.org で利用可能です。

セキュリティ更新

Debian セキュリティチームは現行ディストリビューション向けのセキュリティ更新を <http://security.debian.org/> 経由で提供しています。 古いディストリビューション向けのセキュリティ更新についても、 新しいディストリビューションのリリースから1年後または現在のディストリビューションが 置き換えられるかの早い方までは提供されます。

Debian 6.0 別名 Squeeze へのアップグレード

前のリリース Debian GNU/Linux 5.0 別名 Lenny から Debian 6.0 へのアップグレードは apt-get パッケージ管理ツールでほとんどの設定を、また aptitude パッケージ管理ツールでもある程度自動的に処理されます。 いつも通り、Debian GNU/Linux システムはダウンタイムを強制されることなく容易、適切にアップグレードできますが、 起こり得る問題やインストール及びアップグレードの詳細な指示についてリリースノート に目を通しておくことを強く勧めます。

Debian について

Debian はフリーなオペレーティングシステムで、 インターネットを通じて協力しあう世界中の1000名以上のボランティアによって開発されています。 Debian のフリーソフトウェアへの献身、非営利的な性質、開かれた開発モデルは、 多くの GNU/Linux ディストリビューションの中でも独特のものです。

Debian プロジェクトの強さの鍵は、 ボランティアベースであること、Debian 社会契約への献身的な努力、 可能な限り最良のオペレーティングシステムを提供することへの約束にあります。 Debian 6.0 は、この方向性に沿って踏み出された新たな重要な一歩です。

連絡先について

より詳細な情報については、Debian のウェブページ https://www.debian.org/ を訪れるか、<press@debian.org> 宛にメールを送ってください。