Debian GNU/Linux 2.2r5 がリリースされました
2002 年 1 月 10 日
このリリースは Debian GNU/Linux 2.2 (コードネーム `potato') の リビジョン 5 です。主に安定版リリースにセキュリティの更新を加えるものですが、 深刻なバグもいくつか訂正されています。security.debian.org から頻繁に 更新しているのであれば多数のパッケージをさらに更新する必要はありません。
本リビジョンへのアップグレードをオンラインで行うには、通常、 `apt' パッケージツール (sources.list(5) マニュアルページを見てください) が Debian の多数の FTP または HTTP ミラーを指すようにすることで 行います。ミラーサイトの一覧は、
にあります。
セキュリティ上の修正
本リビジョンでリリースされるセキュリティ上の修正は以下の通りです。 これらについてはすでにセキュリティチームが勧告を発表してきました。
Debian セキュリティ勧告 ID | パッケージ |
---|---|
DSA 020 | PHP4 |
DSA 023 | INN2 |
DSA 067 | Apache |
DSA 070 | telnetd |
DSA 073 | IMP |
DSA 086 | ssh-nonfree |
DSA 087 | wu-ftpd |
DSA 090 | xtel |
DSA 091 | OpenSSH |
DSA 093 | Postfix |
DSA 094 | Mailman |
DSA 095 | GPM |
DSA 096 | Mutt |
DSA 097 | Exim |
DSA 098 | libgtop |
その他の修正
bwbasic | ライブラリの相互影響のためパッケージが使用できない |
catsboot | ARM システムのための重要な追加 |
dtaus | 通貨をユーロに変更 |
freewnn | 重要なバグフィックス |
groff | うまく動かない最新バージョンに対する訂正 |
kernel-image | ARM 用の 2.2.19 と Sparc 用の 2.2.20 |
modconf | セキュリティ競合の修正 |
nedit | フリーソフトウェアになった |
postgresql | データ喪失の防止 |
xxgdb | 重要なバグフィックス |
削除されたパッケージ
gpg-rsaref | 特許期限が切れ、GnuPG に機能統合された |
gpg-rsa | 特許期限が切れ、GnuPG に機能統合された |
gpg-idea | ライセンス侵害 |
本リビジョンに向けて受理・拒否されたパッケージの完全なリストと その理由は
で見ることができます。
リンク
本リリースで変更されたパッケージの完全な一覧:
現在の安定版ディストリビューション:
安定版ディストリビューションに対して提案されているアップデート:
安定版ディストリビューションの情報 (リリースノート、訂正、など):
セキュリティ上の通知と情報:
Debian について
Debian Project は、完全にフリーなオペレーティングシステムである Debian GNU/Linux と Debian GNU/Hurd の開発のために時間と労力を 進んで提供している、フリーソフトウェア開発者の組織です。
コンタクト情報
より詳しい情報を希望する場合は、Debian のウェブページ (https://www.debian.org/) を訪ねるか、 <press@debian.org> にメールを送ってください。