注意: 原文はこの翻訳よりも新しくなっています。
Debian Installer lenny リリース候補版 2 (RC2)
2009 年 1 月 31 日
Debian Installer チーム は、 Debian GNU/Linux Lenny 用インストーラのリリース候補第 2 版 (RC2) を発表できることを嬉しく思います。
インストーラについて、今回のリリースにおける改善点
- Linux カーネル (2.6.26-13) 及び外部モジュール (2.6.26-5) の更新
- CD-ROM 用イメージでパラレル ATA デバイス (PATA) 用モジュールを利用可能に (Marvell 社製ディスクコントローラでのインストールの問題を一部修正。問題がまだいくつか存在しており、正誤表に記載されている)
- brltty デバイスのサポートを改善
- Sparc にて USB デバイスからのファームウェアの読み込みをサポート
- rescue モードで暗号化パーティションのサポートを改善
- 3215 コンソール上での s390 用インストーラを修正
- Sparc でのシリアルコンソール問題を修正
- マルチアーキテクチャ (multi-arch) CD の修正: amd64 インストーラが直接起動されないように変更
- インストールガイドの更新とスペイン語版を再度追加
- 翻訳が不完全な場合、英語以外の言語への代替機能が正常に動作するように
- あまり使われないモジュールでのデンマーク語翻訳の修正
- LVM パーティションの自動作成時、パーティションサイズの計算を修正
このリリースでの挙動の変更
- 起動時のヘルプ画面から起動メニューへ戻ることができるようになりました。
- CD イメージの tools ディレクトリが提供されなくなりました。loadlin、unzip、gzip などの今まで含まれていたツールはほとんど利用されなくなっており、インストールガイドにも記載されていません。
このリリースでの既知の問題
- rescue モードは、ソフトウェア RAID アレイが使われているシステムでの救出作業の場合には、非常に注意して使う必要があります。 rescue モードのスクリプトが自動的にアレイを構成するため、不正な状態な、あるいは使われなくなった RAID スーパーブロックが存在している場合にデータの損失を招く可能性があります。
詳細と既知の問題の全リストについては正誤表を参照してください。
バグを発見し、インストーラをより改善するためにはあなたの手助けが必要です。まずは試してみてください。
インストール用 CD、DVD、他メディア、正誤表、その他必要とするものは全て Debian Installer のウェブサイトから入手可能となっています。
Debian Installer チームは今回のリリースに貢献してくれた方全員に感謝します。ありがとう。