Debian インストーラ 6.0 リリース候補1リリース
2011 年 1 月 12 日
Debian インストーラチームは Debian GNU/Linux Squeeze 用インストーラの最初のリリース候補を発表できることを嬉しく思います
インストーラのこのリリースでの改善点
- Linux カーネルを 2.6.32-29 に更新。
- アートワークを Squeeze 用テーマに更新 (#603554)。
- グラフィカルインストーラでのフィンランド語キー割り当てを修正。
- non-free ファームウェア利用時にファームウェアの ライセンスについての質問が非常に長くなる使い勝手の問題をいくらか修正。
- 静的オブジェクトで mklibs のセグメンテーション違反が起きるのを修正。
- 既に設定済みのネットワークインターフェイスがある場合に モジュールを再び読み込まないように。
volatile
の新しいスイート名に対応。- debconf テンプレートの例文を GRUB 2 の新しいパーティション番号付け規則に合うように修正。
- DHCP が提供しない場合に手で入力するときの resolv.conf の書き方を修正。
- Live インストーラ:
- ファイルシステム検索時にロードできる fs モジュールに依存しないように。
- 通常のインストール実行時に live-boot と live-config 両方のバックエンドパッケージも削除。
- サポートモジュールを modprobe する前に depmod を呼び出すように。
- 独自 d-i カーネルの一貫性とさらなる柔軟性のため anna からの要求が サポートモジュールのインストールについても失敗することのないように。
- GNU/kFreeBSD:
- kfreebsd-i386 で partman-zfs を無効化。
- fstab での CD-ROM 項目の生成を修正。
- ファームウェア問題のために無効化されたモジュールを任意扱いに。
- GNU/Linux:
- nic-modules: qlcnic モジュールを追加。
- ata-modules: ata_generic を強制的に含めるように。
- armel:
- kirkwood: QNAP TS-119P+ と TS-219P+ のサポートを追加。
- powerpc:
- IBM Bimini ボードと SLOF ファームウェアのある CHRP マシンである YDL PowerStation のサポートを追加。
- G5 PowerMac のファン制御に必要なモジュールを選択してロード。 これで G5 PowerMac モデルに対応しました。
- fancontrol-modules (powerpc64): iMac iSight マシン向けに windfarm_pm121 を追加。
- pata-modules: addfor Efika 5200B ボード向けに pata_mpc52xx を追加。
- nic-modules (powerpc64): IBM Power 6 以降の System P ボード全てに存在するオンボードのイーサネットアダプタ向けに ehea モジュールを追加。
- core-modules: bestcomm-core を追加。pata_mpc52xx と fec_mpc52xx をそれに依存するように。
- 全 chrp マシンで linux-boot-prober が機能するように。
- linux-boot-prober フォールバックテストで YDL initrd イメージを処理。
- os-prober から返される短い一意のOSラベルを利用。
- unix ブロックデバイス名に代えて永続性のあるデバイス名のシンボリックリンク及び UUID/LABEL タグを使用。
- 地域化:
- ラオス語とシンハラ語語を追加。
- (英語を含めて) 70言語を有効化。
- そのうち57の翻訳で100%完了。
このリリースでの挙動の変更
- 独自の FTP や HTTP ミラーのデフォルトのホスト名として
mirror
を使用。 - シリアルターミナル向けに getty のオプションから -8 を削除 (存在する場合)。
このリリースでの既知の問題
詳細や既知の問題の完全な一覧については正誤表を見てください。
このリリースでまだ発見されていない問題
インストーラのバグの発見や詳細な改善には支援が必要なので、 試しに使ってみてください。インストーラCDやその他のメディア、他に必要なものはすべてウェブサイトから利用可能になっています。
謝辞
Debian インストーラチームはこのリリースに貢献してくれたすべての人に感謝します。