Debian インストーラ 7.0 Beta3 リリース
2012 年 10 月 18 日
Debian インストーラチームは
Debian 7.0 Wheezy
用のインストーラの
3 回目のベータリリースを発表出来ることを嬉しく思います。
重要点
- インストール作業中の完全な IPv6 サポート。
- UEFI のサポート (
ハードウェアサポートの変更
参照)。 - GNOME の大部分が再び 1 枚目の CD に収録 (ネットワークを使わないインストール)。
- LXDE と Xfce が別のイメージに収録されるように。
インストーラのこのリリースでの改善点
- debian-installer:
- apt-cdrom: 説明文の翻訳をすべてダウンロードしていたのを修正 (#678227)。
- apt-cdrom: multi-arch の CD-ROM での問題を修正。
- busybox: ping と ping6 を同梱。
- cdebconf: 音声合成の選択肢を水平に列挙 (#682538)。
- efi-reader: amd64 と i386 でビルド。
- fonts-samyak: インドの複数の言語で空白の描画がおかしかったのを修正 (#687176)。
- isc-dhcp: 複数のセキュリティ問題を修正 (#686174)。
- libdebian-installer: amd64 と i386 のサブアーキテクチャとして
efi
を追加。 - localechooser: bare Linux コンソールや network-console をインストールしている場合の charset サポートの改善 (#677931)。
- localechooser: 非 ASCII の国名を無視していたのをやめた (#687249)。
- lowmem: 制限を更新。
- netcfg: 完全な IPv6 サポートを追加。
- netcfg: ローカルホストを 127.0.0.1 と同様 ::1 に対応させた (#686970)。
ハードウェアサポートの変更
- 64 ビット PC (amd64) で EFI サポートを追加し、legacy BIOS ではなく EFI モードを使用したインストールを可能に。 これには UEFI セキュアブートのサポートは一切含まれません — 今後の対応となります。
地域化の状態
- このリリースでは 73 の言語をサポート。
- そのうち 57 で完全に翻訳。
このリリースでの既知の問題
詳細や既知の問題の完全な一覧については正誤表を見てください。
このリリースへのフィードバック
インストーラのバグの発見や詳細な改善には支援が必要なので、 試しに使ってみてください。インストーラ CD やその他のメディア、他に必要なものはすべてウェブサイトから利用可能になっています。
謝辞
Debian インストーラチームはこのリリースに貢献してくれたすべての人に感謝します。