Debian インストーラ 7.0 リリース候補 (Release Candidate) 1
2013 年 2 月 17 日
Debian インストーラチームは、Debian
7.0 Wheezy
用インストーラの最初のリリース候補について発表できることを嬉しく思います。
インストーラのこのリリースでの改善点
- brltty:
- アクセシビリティの
theme=dark
サポートを修正 (#696972)。 - gnome3 セッションでも orca を有効化。
- アクセシビリティの
- cdebconf:
- info メッセージ (例: バナーの「レスキューモード」)の表示を修正。
- 音声合成のサポートを改善。
- debconf: GRUB インストール中にタイトルが「man-db」となり誤解を招いていたのを修正 (#679327)。
- debian-cd:
- UEFI モードでのブート時に利用される GRUB メニューを改善し、相当する syslinux メニューとよく整合するようになりました。
- 最大限の互換性のため、UEFI ディスプレイ解像度の既定値を 800x600 に変更した。
- README.html の生成を修正 (#699198)。
- debian-installer-utils: GNU/kFreeBSD での procfs マウントを修正 (#696901)。
- grub2:
- lowmem: ZFS ボリュームに必要となる GNU/kFreeBSD での要求メモリ下限を調整 (#696786)。
- mountmedia:
- カーネルバグに対する仮対処を差し戻し (#694082)。
- それによりファームウェア読み込みの問題はなくなるはずです。
- netcfg: インストール中のシステムに network-manager の設定 (利用できる場合、無線の設定も含む) が見つかった場合にそれを書き出すようにした。 見つからない場合は有線ネットワークについて ifupdown を設定 (#682608)。
- oldsys-preseed:
- preseed: 完全修飾でないマシン名とポートの組み合わせによる URL に対応 (#695908)。
- qcontrol: TS-219p II と TS-419p II のファームウェア watchdog を無効化 (#693263)。
- rootskel: グラフィカルインストーラで選択されたものと同一のキーマップを仮想コンソールで利用 (#606395)。
- xorg-server: VirtualBox でカーソルが飛ぶのを回避 (#694598)。
ハードウェアサポートの変更
- linux: 8021q、adm8211、at76c50x-usb、b43legacy、bnx2fc、cxgb4、 cxgb4vf、fnic、igbvf、int51x1、isci、iwl4965、ixgbevf、libertas_tf_usb、 micrel、mlx4_en、mwifiex_pcie、mwl8k、orinoco_usb、pata_piccolo、 pch_gbe、pmcraid、prism2_usb、qlge、r8187se、r8192e_pci、r8712u、 rtl8192ce、rtl8192cu、rtl8192de、rtl8192se、smsc75xx、smsc9420、 smsc95xx、tehuti、ums-eneub6250、ums-realtek、vt6656_stage、vxge ドライバをインストーラに追加 (#686605、#689159、#690886、#694348、#695437)。
- linux: Ralink wifi デバイス ID: 5362、5392、539b に対応 (#694312)。
- linux: Lenovo 10/100 USB 2.0 イーサネット・アダプターに対応 (#696248)。
地域化の状態
- このリリースでは 73 の言語をサポート。
- そのうち 57 で完全に翻訳。
このリリースでの既知の問題
詳細や既知の問題の全容については、正誤表を見てください。
このリリースへのフィードバック
インストーラのバグの発見や詳細な改善には支援が必要なので、 試しに使ってみてください。インストーラ CD やその他のメディア、他に必要なものはすべてウェブサイトから利用可能になっています。
謝辞
Debian インストーラチームはこのリリースに貢献してくれたすべての人に感謝します