Debian インストーラ 7.0 リリース候補 (Release Candidate) 2 リリース
2013 年 4 月 27 日
Debian インストーラチームは、Debian
7.0 Wheezy
用インストーラの
2 回目のリリース候補について発表できることを嬉しく思います。
インストーラのこのリリースでの改善点
- accessibility/gdm3: 基本的な Orca サポートを導入 (#689559)。
- brltty: テキストモードのインストーラで行き詰まるのを修正 (#705196)。
- localechooser: ISO-3166 の最新の翻訳に更新。
- netcfg:
- rootskel-gtk: 前回の brltty バージョンで何か変更されていても
theme=dark
が確実に機能するように (#696968)。 - ttf-cjk-compact: wheezy 用に更新 (#690523)。
ハードウェアサポートの変更
- armhf で新しい netboot イメージ: vexpress。
- initramfs-tools: base に収録する HID ドライバを増やしたため、インストーラで利用可能だった入力機器用ドライバがインストールしたシステムでも使えるように (#697619)。
- linux kernel:
- DRM_PSB を DRM_GMA500 (や DRM_GMA600、DRM_GMA3600、DRM_MEDFIELD) に置き換え。
- ata_piix モジュールで MS Virtual PC ゲストを再び有効化。
- インストーラで使えるように hid-topseed を input-modules に追加 (#702611。
- efi: EFI システムで efivars が確実にロードされるように (#703363)。
- efivars: 深刻なファームウェアのバグに仮対処。
- drm と agp サブシステムを 3.4.37 からバックポートしてグラフィックサポートを向上 (intel、nouveau、radeon)。
- Bluetooth: ath3k: VAIO VPCEH [0489:e027] のサポートを追加 (#700550)。
- media/rc: Linux 3.7 から iguanair ドライバを追加 (#696925)。
- rt2800: チップセットのリビジョン RT5390R をサポート (#696592)。
- armhf/mx5: インストーラに不足していたストレージドライバと ネットワークドライバの選択を修正。
- 専用の USB キーボード/マウスドライバをインストーラで使えるように input-modules に追加: hid-a4tech、hid-cypress、hid-ezkey (#697035)、 hid-kensington、hid-keytouch、hid-kye、hid-multitouch、hid-ortek、 hid-primax、hid-quanta、hid-samsung、hid-speedlink。
- radeon: R600 以前のチップでの DRM/KMS ファームウェア確認を緩和 (#697229)。
- [armel/versatile,armhf/vexpress] i2c: I2C と I2C_VERSATILE をモジュールとして有効化 (#696182)。
- net: Atheros AR8161 と AR8162 用の alx ドライバを追加 (#699129)。
- [x86] i915: パッカードベル NCL20 (#627372) や eMachines
G725 (#680737)
を含めた様々なモデルでのバックライトの輝度制御を反対に。モジュールパラメータ
invert_brightness=1
からでも有効化できます。 - virtio-scsi モジュールをバックポート (#686636)。
- line6 モジュールを有効化 (#700211)。
地域化の状態
- このリリースでは 73 の言語をサポート。
- そのうち 57 で完全に翻訳。
このリリースでの既知の問題
詳細や既知の問題の全容については、正誤表を見てください。
このリリースへのフィードバック
インストーラのバグの発見や詳細な改善には支援が必要なので、 試しに使ってみてください。インストーラ CD やその他のメディア、他に必要なものはすべてウェブサイトから利用可能になっています。
謝辞
Debian インストーラチームはこのリリースに貢献してくれたすべての人に感謝します