Debian ウィークリーニュース - 1999 年 1 月 4 日

ようこそ。 Debian 開発者のみなさん向けの、 Linux ウィークリーニュース を平気でまねちゃうニューズレター、Debian ウィークリーニュース第 1 号へ。 この発行はいささか実験的なものですが、 読者のみなさんの反応と私の自由な時間をベースに続けられることでしょう。

RMS が Debian を使ってる! 彼は自分の東芝のラップトップコンピュータに Debian をインストールし、 こちらのメーリングリストでもコメントしたり質問したりと活動的です。 (確か PCMCIA の動作に関する質問をしていたような気もします。) RMS はまたこんなことにも関心を持っているようです。つまり、 (tetex のような) フリーなパッケージが作成されると (tetex-nonfree のような) フリーではないパッケージの存在が浮き上がってくるので、 Debian ならフリーではなものをやっかいばらいできるかもということです。 実現できそうな解決策もいくつか提案され、議論が続いてます。 Debian の Hurd への移植に伴って、将来は FSF の Debian へのより幅広い参加も招かれるのでしょうか?

みなさんも Linux 2.2 が完成間近ということはご存知かと思います。 -- 2.2 プレシリーズもリリースされていますしね。 2.2 カーネルの登場は slink にとっては大きすぎる変化だという点では、 大方一致を見ているようですが、2.2 カーネルでもすべてのパッケージは 問題なく動作するようにするべきでしょう。 関連ニュースとしては、slink 用新 boot-floppies発表され、 そこではカーネル 2.0.36 が採用されていることもあります。

Debian 2.1 は何が新しいの? Martin Schulze は、プレスリリースで使える 案を探しています。でも、反応はまだあまりないようです。

John Goerzen は 大胆な提案をしています。つまり slink はとばしちゃおう、で potato をフリーズして 2.1 として発表しようということです。 彼は、slink をリリースするための歩みは遅すぎるし、 その間にすぐに時代遅れになってしまうのではと感じているようです。 これへの反応はというと本当にさまざまです。

今度の Linux コンベンションで Debian はブースを構えるの? LinuxExpo だとブースには $1,200 くらいの値札がついてますが、 LinuxWorld だとその値段にも $15,000 ぐらいの幅があります。 この Atlanta Linux Showcase とフリーのブースを提供する TheBazaar とを比べてみてください。 James LewisMoss (別名 Dres) が、 LinuxWorld のブースの確保に必要な $1200 の工面を求める 投稿を Slashdot にしました。 -- 結果は上々で、非営利団体として無料でブースを確保できそうですし、 それがだめでも、多くの人々が寄付の申し出をしてくれています。 (これに関しては、「Debian はまだ銀行にお金があるの?」という 別の質問も寄せられました。 その答えはというと -- 「ええあります。でもコンベンションのようなものには使い たくありません」です。)

パッケージ作成に関するものですが、 スクリーンに表示する代わりに ファイルにインストール時の重要なログを取ることや、 またそれを実装する最もよい方法は何かについて、 ちょっとした議論がありました。 ログを取るツールのプロトタイプがいくつか書かれました。

Debian のサーバに関する今週のニュース

今週の面白くて重要なパッケージのリリース


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今週号の Debian ウィークリーニュースは Joey Hess が編集しました。