Debian ウィークリーニュース - 2000 年 6 月 14 日

ようこそ。Debian 開発者のみなさん向けニューズレター、 Debian ウィークリーニュースへ。 これは二週分の合併号です。先週編集者は休暇を取っていました。

John Goerzen が woody の Debian アーカイブから non-free を削除するという 論争の的となる提案をしたところ、 巨大な議論とフレームウォーが勃発しました。 この提案に対する議論は約 1000 通になりました。 これは先週の Debian のメーリングリストの流量の約 1/3 を占めました。 ( Slashdot の記事 投票もあります。) ここで要約するには多すぎるほどの 議論が賛否双方から起きました。

争点の一つは Debian 自身の目的に関係する 提案に対して賛成か反対かの立場にあるようです。Debian は フリーソフトウェアを推進するためにあるのでしょうか、あるいは 可能な限り最高のディストリビューションを作るためにあるのでしょうか、 それとも両方なのでしょうか? どちらがより重要なのでしょうか? 結局、開発者それぞれが決めなければならないようです。 全体的な決議を数週間のうちに投票で決めようという提案に、 多くの人が支持を表明しました。妥協案もいくつか提案されています。 ひとつは、non-free が Debian の一部分でないことがもっと明らかになるように アーカイブを再編成すること、また別の案では すべての non-free ソフトウェアで インストーラパッケージを使うこと、などがあります。

この騒々しさにもかかわらず、リリースに向けての作業は続いています。 第二回テストサイクルの CD イメージは現在入手可能です

前回の Debian ウィークリーニュースが出てから たくさんのセキュリティホールが処理されました。

新規メンテナ伝説のさらなる最新情報。 去年新規メンテナー手続きが中止になる前は、 新しくプロジェクトに参加した開発者についての 週報が出されていました。 新規メンテナ手続きの再開にともない、この週報も再開しました。 初めに 10 人の新しい Debian 開発者の リストが、続いて、さらに 7 人の リストが出ました。 約60 人以上の人達が 新メンテナ手続きを通過しようと活動しています。 これからの新しい開発者についてのアナウンスは debian-project に毎週投稿されます。

第零回 Debian Conference が 2000 年 7 月 5-9 日、 フランスのボルドーにて開催されます。 プログラムのトピックには、 HURD、パッケージのプール、品質保証などが含まれています。 登録方法やスケジュール、宿泊設備の情報など、 より多くの情報が Libre Software Meeting のウェブページから入手可能です。

まとめると、最近他には以下のようなことが起きていました。


このニューズレターを毎週電子メールで受け取りたい方は、debian-newsメーリングリストを購読してください。

バックナンバーもご利用いただけます。

今週号の Debian ウィークリーニュースは Joey Hess が編集しました。