Unix-on-Intel players が共通バイナリフォーマットに向けて作業中

1997 年 10 月 10 日

親愛なる Debian ユーザと開発者へ

これは、Intel アーキテクチャ上のすべての Unix バリアント間のバイナリ互換性を達成しようという 86open プロジェクトからのアナウンスです。 簡潔にいえば、これは、ベンダが Intel Unix バリアント上で動作する単一のアプリケーションを構築できるように、ELF LIBC6 実行形式をすべてのプラットホームでサポートしようという努力です。 アナウンスを見ればわかるように、 このプロジェクトはすでにかなりの量の商用サポートを持っています。

以前の Unix 標準化の努力が期待どおりにならなかった一方で、 これはずっと大きなチャンスであると私は思います。 紙の上での標準を産み出すどころか、このプロジェクトは さまざまなプラットホーム上で動作する参考実装をリリースする予定です。 これはフリーソフトウェアになるため、互換性を実装するためのコストは、 紙の上での標準を追いかける新しいソフトウェアを実装するコストよりも ずっと少なくなることでしょう。

商用 Unix ベンダが、このソリューションのためにフリーソフトウェアに 向かっているという事実は、フリーソフトウェアムーブメントにとっての 真の勝利であり、私が何度も期待していたことです。 私は、メジャーな Linux ディストリビューションが、最大の商用 Unix ベンダと肩を並べて、運営委員会の代表となるところを見ることができて幸せです。 そして、このプロジェクトにおいて、Debian を代表することを誇りに思います。

        Thanks

        Bruce Perens

アナウンスのフルテキスト版